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あなたが真っ先に思い出すのは,楽しかったこと? それとも...

jin

四国からフェリーで佐賀関へ。高速を走り、途中のサービスエリアで地鶏の炭火焼(実演販売)を買って、やまなみハイウェイへ。(大分の辺りの高速は、やけに風が強いのですが・・・。何回か走りましたが、いつも風に泣かされます。)

やまなみハイウェイを気持ちよく走り、ネットで調べておいた阿蘇のキャンプ場に着いたら、ホームページでは「広大な敷地!これまで宿泊お断り実績なし!」みたいなこと書いてあったのに、「満員です」とあっさり言われた・・・。
ま、予約していない方も問題じゃけどね。

しかたなく、そのキャンプ場の数百メートル下にあった、どう見ても牧場にしか見えないけど「○○キャンプ場」と看板かけてあったところに戻ってお願いすると、快く受け入れていただけた。「朝6時には出ます。」と挨拶。

こちらとしては、水場とトイレがあればOK。500円だったかな。駐車場脇の、柵の中の気持ちいい牧草の上に一人用テントを張り、近くの温泉を教えていただいてゆっくりつ
かる。気持ちいいー!

テントに戻り夕食。(コンロとコッヘルは常備して、自分で食材調達して作るのす。)酒の肴は、地鶏の炭火焼。うまいー!!一人で、ラジオも無く、携帯カーナビのゲームして、嫁さんにメールもせず、10時くらいには眠たくなった・・・。

朝5時過ぎくらい。なにやらテント周辺を騒がしく駆け回る動物の気配を感じる・・・。さらに、少し遠くの方では、「BU−、MO−」という、明らかに豚さんや牛さんの朝の挨拶が聞こえる・・・。

テント周りを駆け回っていた動物の鼻息が、テントの入り口のチャックのすき間から「フゴフゴ・・・・」と聞こえてきた! と思ったら、きれいな毛艶のダルメシアンが、チャック押し上げて顔を突っ込んできたぁ・・・・! 

これがなかなかかわいいので、昨夜の地鶏の残りを少し分けてやったりしながらテントをでたら、まぁ、間に仕切りがあるとはいえ、テント場の横はまさに牧場で、牛やら馬やら、黒っぽい豚やら(豚はヒモでつながってたかな)が朝の食事かなんかしてる。

それが、20mとはなれていないじゃないですか。ま、それなりに牧歌的っちゃ牧歌的なんですが、香りも素敵なので朝ご飯は作るの諦め、カメラで周辺撮りまくって、気持ちよく阿蘇登山経由黒川温泉へと出発したのでした。

テントに顔を突っ込んでいるダルメシアンの写真は、今も懐かしい臭いと共に、あの「動物と一緒に泊まろうキャンプ場」を思い出させてくれます。

ちなみに、阿蘇に登り、下って黒川温泉で風呂を使った後、休憩した小国のレストエリアで、次のような趣旨の館内放送が流れてました。「小国警察署からのお達しじゃ。本日すでに●●件のバイクによる死亡事故が発生しておる。ライダーたちよ、よーく注意して走ってね。」

やまなみハイウェイも、一般国道も、九州は快適だもんなぁ。(高速は風強いけど)
でも、死ぬほど走らんでもなぁ。「おれは、上品に走るぞ」と自らを戒めつつ、四国への帰路に就いたのでした。

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