I'm Rider
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ちょっとしたミスさ f(^^;)

俺と友人のカッコイイ話(長文)

とある、走りなれた道路を走行中の出来事です。
「ボロロッ」急にフケが悪くなり出し、アクセルを全開に出来ない。
「???」パーシャルで様子を見ても、やがて完全にエンジンストップ。
路肩に止まり、エンジンを外から眺めてみます。透視でもしようとしたのか?

しばらく見つめる。
「わーシリンダーヘッドから少しオイルが滲んだのかなぁ。汚れてんなぁ」などと意味もなく周りを拭いてみる。ついでにエキパイも軽く拭く。
そんなことしたところで、やっぱりなーんもわかりません&直るわけも無し。
「とりあえず事故んなくてよかったけど・・・」と複雑な心境になりつつ仕方ないので押して歩くことにしました。

近くにバイク屋さんがあるのも知ってたし。現場からバイク屋まで約2km。
(JAF呼ぼうかな・・・でもカネないし・・・たのむよ〜マイマシン。つーかオモテーよ。ハンドル低くて押しにくいし。うわ、車こえ〜。ちゃんと歩道によってんじゃん。そんなスレスレを通んなよぅ)

汗だくになってようやく到着し、さっそくおにーさんに声をかける。
「すいませーん。バイク、エンジンが急に止まっちゃったんですよー」
(呼吸の乱れと心配とでかなり真剣な表情。多分顔に縦線入ってたと思う)
「あ、ハイ。見てみますんで、そちらで少々お待ちください」
安堵感に、ようやく一息つく俺。落ち着いて、バイクの状況をあれこれと想像してみた。
(でも、いったい何があったんだろう・・・特に変なことした覚えはないし。
プラグか?吹かしてないからかぶったのか?にしても、走行中に徐々にエンジンが止まるなんてないよな・・・どうなっちまうんだ!?俺のバイクぅ〜 /(ToT)/)

しばらくして、おにーさん現る。
「お待たせしました〜。このバイク(バンディット89)、しょっちゅう電装系がヤられるんで、チェックしてみたんですが一応問題ないようでした」(問題ない?そんじゃーどーなったってゆーの?)
「ガソリンが減ってたみたいなんで、とりあえずコックをリザーブにしときましたがまた調子が悪くなるようなら持ってきてください」
(それだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!)

ガス欠です。それ以外の何者でもありませんでした。
かろうじて「あっ!」と言うのだけは避けましたが、表情の変化とビミョーな間でバレバレだっただろうな・・・

「わかりました。どうもありがとうございました」
勤めてクールを装う。しかし直った安心感とあまりにお間抜けなトラブル、
これまで汗だくで押してきた道のりを想像してかなりふき出しそうになる。頬ピクピク。
無論、ソッコーでガソリンスタンドに駆け込みました。

後日、友人のNSRが全く同じ状況になる。
友人S「やべー!!急にエンジン吹けなくなった!!!どうしよう!!!!」
俺「どんな感じなん?」
友人S「走ってたらさ、少しずつフケが悪くなって、とうとう完全にエンジン死んじゃった!!!」
やっぱり顔に縦線入っている。俺もこんな顔して駆け込んだんだろうな〜。走行距離を見ると、そろそろ給油のタイミングかな?ということで、いっちゃん怪しいポイントはほぼ確定。

俺「ん〜、俺が3秒で直して見せようか?」
友人S「マジ!?た、頼む!!!」
すがるように俺にNSRを預ける友人S。
俺、友人SのNSRにまたがる。さりげなくフューエルコックに手を回し、クリッと半回転。そしてキックペダルをふむと・・・
「パィ〜ん」
友人S「おわ!???ここでアクセル開けて・・・止まらん。な、直ったー!何したん!?わ〜よかった〜。ありがとう〜」
俺「ま、ね。とりあえず、ガススタンドいこっか」
友人S「・・・・・・・・あーーーーーーーーっ!!!」
あわててフューエルコックを確認するS。
軽くバイクを左右にゆすると「チャプンチャプン」と軽い音が響く。
友人S「なんだよそれ。バッカ。わかってたって。いや、俺ガス欠初めてだし。
なんだよ、もう120kmも走ってんジャン。NSRは燃費ワリーからさ。

いつもは100km過ぎたらすぐに給油してんだよ。そーか。全く、こんなん俺でも3秒で直せるっつーの。コレひねるだけジャン。こう、くいっとね。
うわー。ちくしょー。なーんだよぅ〜あーもう」
このときの友人の身悶えっぷり、それはそれは見事なものでした。
その気持ち、手に取るように分かるぞ。

友人S「おまえ、絶対人に言うなよ。っつーか言わないでください。お願いします。
頼むよ!マジで!!!」
すまん、友人S。言っちゃった。まー俺もやったし。
皆さんも一度は通る道ですよね?


P.S.
さらにこいつは、その後コックを戻し忘れていました。
先ほどの恥ずかしさからか、わざと走りこんで
「そろそろガス欠症状かな〜」などと余裕ぶっこきまくり真性ガス欠(笑)直前に。
コックを確かめたときのあわてっぷりと言ったら、それはそれは・・・以下略。

教訓 = バイクはそうそう壊れません。乗ってる人間がコワレてました。
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