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ピースサインについて思うこと

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ちょいと一言言わせてください。
たとえば夏の北海道などは、走る道の両側に流れる景色どころか、自分のまわりにあるすべてがすばらしくて、雄大ななかの自分ひとりという状況を満喫するのが醍醐味だと私は思っています。意識がもう、そっちにいっちゃってるから走行にせいいっぱい。
そんなときに返してくれといわんばかりの次々と飛んでくるピースの嵐は、残念ながら、正直、迷惑です。

そこいらじゅうでピースサインが乱れ飛ぶようになった10年前ころがピークだと思いますが、あまりに多くなって上記のように思うソロライダーが多くなって、やがてピースサインという習慣が消えていったのではないかな、と思います。

ピースサインを出すと返される、そんな小さな挨拶が成功していくと、ついハイになって連発するんでしょうが、ちょっと待ってほしい。
ソロになりたくてバイクに乗る人間もいるってことを考えてください。

ピースを返してもらえない残念な気持ちと同じく、ピースをもらって迷惑な気持ちというのもあることを心においてください。個性の尊重っていうのはライダーに限らず社会生活に重要なことです。
ピースサインを出すのは出すほうの勝手なので、一向にかまわないんだけど。無視するほうも同じく勝手なんです。

実は最近こんなことがありました。
むこうから多数のライダーご一行様がやってきて、走行前に申し合わせていたんでしょう、全員が同じポーズで次々とピース。
そういうのは個人的に、非常に好きでないので返さないでいたら、最後尾のライダーがピースを返さない私に気づいて、あろうことか中指立ててきた。

これでは暴虐無尽な暴走族じゃないか。ピース返しを強要するなんて最低だ。気分が悪くなった。
ピースは自由な挨拶であり、返すのもまた自由。そのあたりの源流をいま一度認識してもらいたいです。

日常生活でできないことが、ライダーになるとできる。旅に出るとできる。そう考えるひとが多くなったのかな?
一言いっておく、それは違うよ。
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