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I'm Rider >> Voics >> First |
あなたのバイクにまつわる「初めての経験」は?
もう20年も昔の話。高校2年の夏バイクに全然興味がなかった僕。突然友人が”赤と白”のでっかい物体にまたがってやってきた。ちょっと乗せて… 操縦の仕方も交通法規さえも知らない僕は、2速と3速のまま近所をノーヘルで30qも走ってしまった。流れていく景色・空。肌に心地いい風。耳に優しい音。僕の人生はその30qで変わった。そのバイクはGSX400FW。2年後CBR400Fが僕の傍にいた。今はGSX1100Sを育てている。バイクは変わっても あの夏の30qは忘れない。
初めてのライディングポーズ写真。タンクの上に乗っても 両手でハンドルがつかめなかった。 2)親父の友人が乗ってきたインディアン。 どっ、どっ、どっ、という排気音。大きくなったら乗りたいと初めてあこがれた。 3)ホンダドリーム号の荷台(商売用だったから)に乗せられて近くの町まで初めてのタンデム。 帰る途中に大きな穴ぼこの上を通過して数十センチ浮き上がり、親父の頭越しに前方の 道路が見えて感じた初めての事故の恐怖。 4)20kgのザックを担いで徒歩旅行中にバイクに拾われて、海岸沿いのワインディングをステップを擦りながら走るバイクの後ろに乗った初激走タンデム。 飛び散る火花を見ながらスリップするんじゃないかと思ったが、不思議に恐怖は無かった。 5)会社に入って先輩からもらった初めてのミッション付き50cc。 平坦道路は軽く60km出た。実用車だった。感動は無かったなぁ。 6)その後結婚し、廃棄して忘れていたバイクだが、ン十年振りに乗りたいと思い取った中型免許と初めて買ったマイ・バイク。 風薫る5月の峠道。柔らかい緑色の山々に気持ちよく溶けていく枯れたかに思っていた我が心。なぜ今まで乗らなかったのかという悔いと、この感動を知ることができた喜び。 7)東北の8月。初めてのソロ・キャンプツーリング。 はるか彼方まで続く緑色の水田。 人工的なビルや送電線など見えない美しい水田。 風が濃い緑と輝く薄い緑の波となって見える。 その美しさに不覚にも涙が出そうになった。 車に乗っていても見ていたはずなのに、車では絶対に味わうことの無かった感動。 今は心の底から言える。俺はバイクが大好きだ。 |
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