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あなたのバイクにまつわる「初めての経験」は?

Tak34

私にとっての「初めて」というのは,バイクで得た「感激」にもつながるように思います。

1. 初めてバイクに乗ったとき(運転したとき)
バイクは,子供の頃から何度か親父に乗せてもらったことはあったのですが,初めて運転したのは中学を卒業したての頃でした。バイクは,SUZUKIのK50?だと思うのですが,定かではありません。黒い50ccのビジネスバイクでした。

初めて乗る人のお約束ごとみたいなもので,最初の発進はエンスト。(^_^;)
親父は,クラッチの操作なんて細かく教えてくれなくて,「ゆっくり離せばいい」と一言。エンストするのはあたりまえです。(^_^;)

2度目のチャレンジで,すっ〜とバイクが動きました。アクセル操作も満足に教えてもらっていないんだからいきなり急発進。後は,頭の中が真っ白で無我夢中の操作でした。今のように車やバイクが一般的でなかった時代だったからスピードというものに慣れていなかったというのもあるでしょう。自転車の操作なら誰にも負けないと自信はあったのですが,そんな自信もどこかへ吹っ飛んでしまいました。

しかし,人間とは,不思議なもので5分もすると先ほどまでのパニック状態は吹っ飛び,楽しくって自転車の延長で空き地を走り回っていました。その時に感じたのは,自転車では行けない距離も簡単に行けてしまう便利なもの,「無限の可能性」を手に入れたような気分でした。まさに感激したと言っていいのもかも。

2.初めての大型バイク

第二は,やはり初めての大型バイクでしょうか。CB500Fourを友人に借りたのは,免許を取って1ヶ月後くらいでしょうか。今の時代だと500ccは大型とは言わないかもしれないけど,CB750Fourが国内最高峰だった頃ですから十分大型と呼べました。

500ccの加速には感激しました。まさに「襟首を後ろから引っ張られる」と言う感じを受けました。たかだか50ps程度の馬力に200kg以上の車体だから大げさに思われるかもしれないけど,当時は,車も今ほど速いといえない時代でしたから仕方ないと思います。当時最速と呼べたサバンナ(RX-3)のロータリーの横に乗せてもらって感じた「加速G」が嘘のように吹っ飛んでしまいました。

「恐い」にも似た加速感,どんどわき出るパワーにずいぶん感激しました。当時はヘルメットの着用義務(その3ヶ月後に法的に着用義務になった)もなかったのでよけいにそう感じたのかもしれません。それと,「殿様乗り」と言われるポジションも影響が大きかったと思います。

今は,どんな早い市販バイクに乗っても加速で感激したことはありません。あのころのバイクと比べると格段に性能が上がっていて,加速も凄くなっているにもかかわらずにです。残念なことですが,初めての経験だったことが,大きく影響しているのでしょう。

この2つ初めての経験が,未だにバイクにこだわる原点かもしれません。
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