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ライダーの視点から:オーバー1リッターに対する疑問について

腰痛大王
初めてかきこませていただきます。
オーバー1リッターバイクが必要かどうか。というと、私にとっては必要じゃないけど、その存在自体を否定してしまうのはどうかと思います。

高速道路の二人乗りや、北海道などのロングツーリングではやっぱり排気量が必要になってくると思います。また、体力が衰えてくれば、馬力に頼るところも出てくると思いますし、スポーツ走行時にも馬力に助けられる場面も無くは無いと思います。

ただ残念なことは、現在のラインナップが偏りすぎている事です。現在、普通二輪しかないライダーでバイクに満足しているのはオフロードとスクーターのライダーぐらいじゃないでしょうか。そして悲劇的なのは、125ccのなんてチープなことか。

最近はよくできた50ccが出てきてますが、これではステップアップする前にバイクを降りてしまうんじゃないでしょうか。無理に大きいバイクに乗る必要は無いし、無理に乗るのは危険です。
小中排気量が充実していないのは残念ですね。学生には車検の有るバイクはきついですし、ましてや高校生には保険もきついでしょう。

なのに、これからのモータリゼーションを担う若者がバイクに乗れないのでは先行きは暗いですね。バイクは一部の人の特権になってしまってはいけないと思います。

未だに全国に3無い運動が残っているのは我々大人のライダーの恥じだと思います。我々大人には、若者を正しく導き、若者にバイクに乗れる環境を残す義務があります。

バイク=危険。バイク=暴走族。バイク=子供のおもちゃ。バイク=オタクっぽい。これらのイメージは残念なことに私たちライダーが社会に自ら植え付けてしまったものです。この歪んだラインナップの裏には我々ライダーの歪んだ価値観があるのではないでしょうか?

教習所で簡単に大型免許が取れるようになって日が浅いので、大型バイクが氾濫するのはいたしかたないし、いずれ治まるとはおもいますが、はたして、これほど多くの人がモンスターバイクに乗るほど、技術的にも、人間的にも熟成しているのでしょうか?

世界一のバイク生産国でありながらあまりにもバイクの市民権が薄いのは、なんのことはない、我々ライダーが幼稚だからだと思います。

責任をとるという事は、税金を払うとか、保険に加入するとか、排気ガスを削減するとか、それだけじゃないんじゃないかと思います。

話がそれました。
私が言いたいのは、大きいのには大きいのの、小さいのには小さいのの、それぞれの良さと必要性があるということです。

排気量だとか、免許の種類だとかをとっぱらって、我々ライダーは社会的にみたバイクを客観的に考えなければならないんじゃ無いかと思います。

ながながと失礼しました。大きなバイクに乗る前に、きちんとした大人でありたいと思います。
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