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バイクを手に入れた時の思い出

レストアに一年。乗ったの一ヶ月。
YAMAHA GT50
kamao

2005年の秋に35000円でミニトレ(GT50)を購入。状態は悲惨なもので、海中から引き上げられた紫電改。とまではいかないものの四半世紀の時を経て半ミイラ化していました。

そのミイラ、いやミニトレをレストアして乗ることにしました。
最初は直して乗るだけの予定でしたが、他のノーマルのミニトレを見ていくうちに「ノーマルはダサい。オーラがない」と思うようになり、調べるとYSR等のパーツが流用できることが判明。さすがYAMAHA。

早速、YSRの部品取り車を購入。2100円で落札。YSR激安。送料2万弱。送料激高。まあ、静岡から四国だからなあ。

まずホイールを交換、15インチの朽ちたスポークホイールから12インチのアルミ(?)に交換。ここでセパハン化するためYSRのフロント部分を移植という暴挙にでる。ハンマーで元自衛隊員がシバキまくってなんとか抜け落ちないようにしました。

フレームの錆を落とし塗装をした後、次にエンジンの始動に移りました。しかし、もともとのエンジンはキックが下りるのがやっと。しかも復活したとこで4馬力。クレアスクーピーにすら負けてます、2STなのに。
それでYSRの7馬力のエンジンを使用することに決定。しかし部品取りのYSRのエンジンは圧縮がない。火花は飛ぶんだけどな〜。まぁ、部品取りだから仕方ないか、エンジンは別に落札しよう。

しかし、ミニトレ系のエンジンは総じて高い。「原付のくせに、程度のいいエンジンはSRX250のエンジンと値段が変わらないじゃないか」と愚痴をこぼしながら4000円の圧縮のあるらしい格安エンジンを落札。えぇ、学生なので程度のよいのは買えません。それ以前にこのバイクにはこれで十分だろう。

しかし4000円のエンジンだけあってやはり不動。原因は火花が散らない。
そこで、エンジンを部品取りのやつの腰下と圧縮のある腰上をドッキング、二個一エンジンで始動にやっとこぎ着けるだろうと思ったら、配線ミスで不可。YSRの配線図のコピーをなんとか入手して(人気のないバイクの配線図は手に入れるのが。。)

やっとこさエンジン始動。エンジンの始動に半年かかりました。だって冬は寒くてレストアする気なかったし。パーツ代をケチるから手間かかるし。

しかしエンジンがかかればあとはタンクをブリテッシュグリーン(セルシオグリーン)にするとか、シートを自作するとか、変態的妄想が一気に現実化してきました。

タンクは内部は奇跡的に錆がほとんどなく、再使用が可能でした。ちなみにミニトレのタンクは形が綺麗なので高価だそうです。

シートは木の板をサンダーで煙吐きながら切断し(サンダーは便利です。他にチェーンのコマカットにも使用しました)ウレタンを盛り車用のシートカバーを(当初の予定ではMR-Sの幌を使用するつもりでした)かぶせ、ガンマのタンデムベルトを使用しシートのケツの形を整え、我ながら惚れ惚れするできでした。

マフラーはYSRのサイレンサー部分を切断して使用。オイルはもちろん混合仕様です。エンジンは空冷のせいもあって、焼き付き防止のためオイルと燃料濃いめで白煙がもうもうと、エンジンブローと思うくらい。「超猛毒ガス排出車」に認定されます。でも税金はスクーピーと一緒だよ。

そんなミニトレも10月になり、やっとシェイクダウンにこぎ着けました。
幻の二種登録とYSRエンジンでで60km巡行も余裕。しかし、直キャブ、竹やりマフラーで音は爆音。始動性も一発目をミスると二度とかからなくなります。プラグレンチとターボライターの携行は必須です。

そこでエアクリとサイレンサーを装着。サイレンサーはなんと可変排気デバイスつき。(ただ単に取り付け不良で回転があがると排気漏れするだけ)YPVSもどきを装着したミニトレです。

しかし、シェイクダウンから2週間後。下宿から実家に帰る途中でナンバーが脱落。。。マフラーは脱落が予想でけたのに。。。

早々と廃車登録しました。まぁ、見た目はレストアしたとはいえ廃車同然だが。。。

そんなミニトレちゃんも私の変態趣味を理解してくれる友人のところにお嫁に行くことなりました。しかも35000円で。。格安です。

矢フオクなら7万くらいで売れるのに(誇大妄想です)

ちなみにミニトレの次に乗ったバイクはSRX250です。しかも後期型。
の極上車なので、これからも大切に維持していこうと思ってます、最高ですね、バイクのコーナリングは!
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