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バイクを手に入れた時の思い出

いつかは・・・
DUCATI 888(94 MODEL)
孤舟鶺鴒

(前いた会社の)勤め先の関係で栃木県(那須町)に暮らしていた頃、同僚との北海道旅行の後に、必死で取った中型免許。
そこでお世話になっていたバイク屋さん(すごく気さくでいい方でした。)とのお付き合いが始まって間もない頃、ショップ自体の雰囲気も入りづらいといった印象がないので、よく出入りさせてもらっておりました。
(実は、そこの店長(兼工場長、兼営業部長)さん(要は一人で切り盛りしているショップです。)が、バイクはステップアップしていった方が、より面白さが分かるし、長くつき合えるョ・・・とアドバイスをくれた方です。)

ある時、いつものようにバイクで乗り付けて、ショップにお邪魔しに行った時、整備工場内に1台のバイクが置いてありました。DUCATI 900SS (ベベルギア スクウェアケースエンジン)

店長が、エンジンに火を入れた瞬間、(衝撃が走りました。)ロケットカウル、コンチマフラから吐き出されるサウンド、デロルトキャブから火を吹いたその様が、あまりに格好良かった。私がDUCATIというバイクをはっきりと印象づけ、意識した瞬間でした。

走りに必要なもの以外はなく、まさしくスパルタンと表現されるにふさわしいその姿が私の頭の中に焼き付きました。(その900SSは少しいじってあって、セルスタータが着いていた)
以来、いつかはDUCATI・・・の想いが自分の中に出来上がりました。

月日が立って、苦労の末に限定解除のハンコが免許証の裏におされ、今の勤め先に落ち着き、バイク購入資金(頭金)が貯り、(免許取得後に暫く)乗っていた1100ccのバイクの買い取り金と合わせて、DUCATI購入を実現するはこびとなりました。

購入を決意したその時点では、(1994年)憧れの900SS(ベベル)は殆ど手に入らない状態で、(また、自分の腕ではキックオンリーのバイクの扱いはまだ無理だろうとの判断のもとに・・・)第二候補としていた水冷エンジンの851,888系にターゲットを絞りました。

ただ、1994年に出た916はカウル形状が自分好みではなく、最初から念頭にありませんでした。(確かこのころ、DUCATI工場(ボローニヤでしたっけ・・?)の塗装ラインの火災だか何だかが原因で、916の生産が滞り、入手困難とかいう記事を見たことがあるかな・・・。)

・・・が、こちらのほうもなかなか見つけられず、(当時ではDUCATIショップとして有名な・・・)○○モータースに足を運んでショウルームを見させていただきました。一応888が飾ってありました。

ただ、そのときの営業担当者の印象が(私の受けた感じとしては)良くはなく、別のショップで探すことにしました。それから1ヶ月ほど経って、たまたまバイク雑誌に○○○バロンなるショップの広告記事があり、その中に888(94 MODEL)の写真を見つけたため、電話をして在庫の確認を取ったら、北海道の店に置いてあるとの返事。
実車が見れない状態で契約。(北海道からの送料分が加算されたが)851が出た当初の金額よりは大分安く手に入れることが出来た。(その当時は円高の恩恵もあった)

納車は、軽トラックで自宅であるアパートまで運んできてもらった。夜だったので、一通りの説明をしてもらっただけで、翌日にエンジンに火を入れた。
・・・あのときの衝撃とほぼ同じ。まさしくDUCATI サウンド
同じアパートの住人から一斉に注目を浴びました。

残念ながら、888とは2年と少しを共に過ごしたところで、全くの私の不注意による事故で破損、修理代を捻出できなかったため泣く泣く手放さざるを得ませんでした。
もっと付き合いたかったなぁと思った1台です。

でも、この888のおかげでツインのバイクの魅力にはまりました。
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