バイクを手に入れた時の思い出
高校1年もそろそろ終わるという時期に、とある中古バイクが一同に集まるイベントが開催されるとのことで、なんとなくあこがれていたドゥカティのバイクを見るためにイベント終了30分前に会場に滑り込んだ運命の日。
何十台も並んだバイクの中にさりげなく場所をとっているやけに大きな原付NS−1。
初めて奴の姿を見たときはほんと原チャリとは思えななくて、隣の250のバイクとあんまし変わらんじゃないか!と一人で驚いていた。
じっと眺めてると定員さんが「どうですか?」と声をかけてきた。
何がどうなのか戸惑っていると「乗ってみたら?」というので、恐る恐るまたがっていると一緒に来ていた親が「これいいんじゃない?」の一言。
呆然としている自分をよそにあっという間に購入手続きをしている親。
その日はただ見に来ただけのはずだったのに、ほんの数十分の間にあこがれのスポーツバイクで初のバイクを手にしてしまった。
NS−1のボディを隅から隅まで触りながらもあまりに衝撃的で、これは夢なんじゃないのかと感動をとおりこして自問自答していた。
ヒザ擦りマシン・GSX-R400 |
SUZUKI GSX-R400 89' |
わったん |
実はレプリカブーム真っ盛りの80年代後半のマシン。
覚悟は必要だった。
俺「こいつで恥ずかしい走りは出来ないッ!」 |
|