バイクを手に入れた時の思い出
バイクってむずかしー! |
HONDA MT-5 |
Mr.S |
私は、大学入学と同時に、原付免許を取りました。しかし、当時は免許試験合格から免許の交付まで、何と3週間もかかりました。免許交付を待つ間、近所のバイク屋さんを廻り、中古の安いバイクを探していました。
すると、真っ赤なホンダのMT−5が、4.5万円で出ていました。原付とは思えない大柄なボディに、一瞬「モトクロッサーか」と思ったほどでした。学生の身分だったので、無理を言って10回払いにしてもらい、翌日自分名義になりました。
それからは、近くにある港の荷物置き場の片隅までバイクを押して行き、秘密の特訓をはじめました。なにぶん初めてのバイクしかもギヤ付きということで、すべて独学での練習です。初めはブレーキをかけて、止るときに「クラッチを握らないとエンストする」ということに気づくのに2日もかかったのです。
今思えば当たり前のことなのですが、学科試験だけで、実技指導を受けられない原付ゆえの悩みであり、面白さだったのかもしれません。
かくて免許交付の日には、普通に道路をエンストせずに走れるようになっていました。
大学入学後、すぐに原付免許を取得。すぐにホンダMT−5を中古で購入して、練習開始!
ところが別のバイク屋で新型MTXを見たとたん、欲しくてたまらなくなる。MT−5の下取り価格はわずか2万円だったので、友人に3.5万円で売り、それを頭金にローンを組んでもらう。125ccかと思うような大柄な車体のおかげで、長距離でも苦にならなかった。
しかし重い車体と空冷ということで峠道では、よくオーバーヒートした。
もう17年も前のことだが、初めての新車を手にした喜びは、今でも忘れられない。 |
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