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バイクに乗ろうと思った(興味を持った)きっかけは?
私がバイクに乗りたいと思ったのは...古い記憶を呼び覚ませば「ナナハンライダー」の光君かな? 小学校高学年から中学の時自転車であっちこっち行ったとき、あまりのつらさにバイクを羨ましいと思ったこともありました。自転車の延長にバイクがあったって感じです。 初バイクは、初めて自転車に乗れたときほどの感動はなかったですね。ただ、今一番楽しいものは、バイクとスノボですね。
バイクに関する「初めて」の記憶を手繰っていったら、小学校に入りたての頃を思い出しました。当時父親の通勤の足は自転車だったのですが、時々会社のバイクで外に出た時などにちょっと自宅に寄る事もあったりしたものです。 そんなある日、庭先に止めてあるそのバイクに跨って「ブインブイン」などとお調子を決め込んでいたのですが、当時の我が家の庭は土の上に砂利を敷いただけのもので(あの頃はどの家でもそうでしたが)、そうこうする内にバランスを崩してバイクごとポテっと転んでしまいました。 幼い子供のこと、咄嗟に逃げるなどといった芸当もなくバイクの下敷きなり、初めてその重さを知りました。重いといっても恐らく排気量は90ccくらいのものだったのでしょうが、挟まれた足がまったく動かせず「ウー、ウー」とうなるだけで精一杯。ジタバタしながら「お父さんの大事なバイクを倒しちゃった。どうしよう、きっとすごく叱られる」などと、今の私からは誰も思わないような殊勝なことを思いながらバタバタしておりました。 やがて家の中から父がヒョコっと顔を出したのですが、こちらは「ワッ、見つかった!!」という思いで緊張のクライマックスに達したのに対し、当の父は「何だ、転んじまったのか」と笑いながらバイクをどけてくれたものです。絶対にこっぴどく叱られると思い込んでいましたから、父の優しい笑顔と言葉に私は呆気に取られてしまったことを覚えています。 以来40年近い歳月が過ぎようとしています。無口でしたが実直で誠実。あの日の優しかった笑顔の父も8年程前に他界しており、次第に父の面影を思い返すことも少なくなっておりましたが、ここへの書き込みによって幼い頃の記憶と共に、父と過ごした30年余りの日々を今一度甦らせることができました。あの日の貴方の倅は、今バイクをこよなく愛しています。 |
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