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 I'm Rider >> Think >> 自己(事故)防衛 >> 事故での経験、体験

あなたの事故での経験、体験を聞かせてください

おーず

今から7年前(2001年)の4月の私の体験談です。
私はその年の2月に普通2輪の免許を取得し3月にホーネットを購入、その1ヶ月後まだ少し寒いな、と思いつつ通勤していたときです。

その道は、片側1車線歩道なし制限速度40kmで道幅はやや広めの県道でした。
ゆっくりめの速度で走行しゆるやかなカーブを抜けた後、歩行者用信号のある小さな交差点に差し掛かったところ左側から車が出てくるのが見えました。

相手は一時停止をし、左右を確認している姿が見えていました。
私は当然こっちが優先道路だし自分にも気づいているだろうと思って交差点を通過しようとした瞬間に車が発進、私は驚き急ブレーキをかけたのですが、初バイク1ヶ月の私は簡単にバランスを崩し、車の右側面に衝突しました。

私は衝突寸前で意識が飛んだのですが、運良く(?)仕事仲間が私がすっ飛んだ瞬間を目撃し、事後処理をしてもらえました。

結局、目を覚ましたのは病院の集中治療室で、全身打撲、左腕と左手首と右肩の骨折でした。事故の当事者ということで特別に事故の相手が集中治療室に入ってきて謝罪され、相手は私(バイク)にはまったく気がつかなかったぶつかった衝撃で初めて気づいたと言っていました。

左腕が完全に折れてベットから2週間動けない状態(折れた腕を手術まで腫れがひくまで吊っておく為)だったため、交渉は保険屋さんと親父に任せる形になったのですが、最初の割合が(相手6:4自分)でした。
相手は非を認めているのにこの数字は意外で相手保険屋の言い分が

・側面衝突ということでバイク側も前方不注意

・交差点は徐行で走る義務がある

の2点を強く言ってきたそうです。
入院中、警察の人も尋ねてきていくつか質問もされその中で印象に残っているのが、
あなたは時速何kmで走っていたのか?と
事故の相手に罰を望むか?
でした。

ちなみに、時速は覚えていなくてあまり出してなかったと思うと答えたところ、警察の人がブレーキ痕から約50km/hと言われ、じゃあそのくらいですと答え、相手に罰は望みませんでした。

最終的に過失割合は(相手9:1自分)となり決着したのですが、社会復帰に4ヶ月、バイクは失い左手首と右肩は後遺症が残る結果となりました。

この事故で痛感したのは、どういう状況であれ保険屋(特に加害者側)は少しでも被害者側にも非があるということを押し付けようとすることと、バイクは優先道路でも一切の油断もしてはいけないということでした。

先日7年ぶりにバイクに復帰したのでそのことを肝に命じて走っています。

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