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 I'm Rider >> Think >> 自己(事故)防衛 >> 事故での経験、体験

あなたの事故での経験、体験を聞かせてください

'99 NSR50 Repsol

始めまして、僕の事故話を聞いてください。
先日(2000.09)、夜中の1時半頃に愛知県内の国道を南進中、やってしまいました。
人身事故です。なんと、夜中の国道の車線のど真ん中で、若い女二人が横並びで歩いていました。カーブの向こう側で全然見えませんでした。(しかも街路灯なし)片側1車線の道なのですが、対向車が来ており反対車線にはよける事ができず、突っ込んでしまいました。

幸い相手の怪我もひどくなく、数回の通院で済んだのですが、バイク(新車で購入して1ヶ月以内)を直すのにかなりお金がかかりました。
事故直後に不安と同時に怒りが込み上げてきました。

なぜ車道の真中をそれも横並びで歩いてるんだ。 しかも右側に歩道があるのに...
自分の非は認めますが、相手が歩行者という事だけで、過失割合10:0というのに腹が立ちました。金銭的な問題ではなくて、社会的に自分が一方的に悪いと思われるのが、どうも腑に落ちません。

 走行車線 対向車線 歩道

|    |    | |
| ↑ ↑|    | |
| ○ ○|    | |  参考
|   ☆|    | |   国道
|   ↑|    | |   夜中の1時半
|   ||    | |   車道の真ん中
|   自|    | |
|   分|    | |
|    |    | |


徳田信之助

どうにも腑に落ちないと言うご意見に、全面的に賛成致します。
特に速度が出る自転車ともなると最悪です。
自宅の近くに見通しの悪い交差点があるのですが、クルマやバイクでそこを通る時には、平気で直進する自転車に何度肝を冷やした事でしょう。

もちろん安全確認を怠っての結果であれば納得できますが、クルマやバイクが100%安全確認すれば回避できる問題でもありません。右を見て左を見て、もう一度右を見るを実践しても、猛スピードで右側通行してくる自転車に対応出来ないのは自明の理です。
「交通弱者」は道路を利用するにおいて、全てに優先され優遇されるようですが、免許不用でこれと言った罰則もない自転車や歩行者が、交通ルールのある公道を勝手気ままに使って秩序を乱しているとしか思えない状況です。

そもそも歩行者に比べて視界が悪く、安全確認の上で最も不利なクルマが一番の「交通強者」とされる事にも大いに疑問を感じます。殺傷能力が高く、運転者にとっては硬い「箱」に包まれた安全な環境なのはクルマと言う乗り物の特性であって、それが何故過失割合に結びつくのか理解に苦しみます。

そのような乗り物に乗っている以上、一番重い責任が付いて回るのは当然であると言ったご意見も聞かれそうですが、その考え方が「交通弱者」を甘えさせ、「心の交通強者」を生み出しているのではないかと思います。

公道=混合交通と言う枠の中で、強者、弱者と言う考え方自体が既に矛盾しており、全ての道路利用者に同じ責任を負わせる事が、歩行者、自転車のモラルの向上に最も役立つのではないでしょうか。バイクもクルマから見れば交通弱者と言うことになるようですが、例外はありません。

道路は子供からお年よりまで様々な方が利用されます。もちろんそのような方々まで同列に扱う事は出来ないと思いますが、道路自体の作りの改善や交通区分を明確に定め、例え歩行者であっても交通規則を守っていない場合の事故には、過失責任を適用すべきであると考えます。

清水

心情的には充分貴方の言い分は理解できます。
以下過去の判例及びその根拠を記述しますので参考にして下さい。

先ず、ハンドルネームから判断しますと事故当時貴方がお乗りになっていたのは50CC原付でしょうか?
と、すれば法定速度は30KMですね。現場検証のとき警察官及び保険会社査定員は貴方の速度を何KMと判断したのでしょう?
しかも夜間、又歩行者側には歩道は無い、更に、カーブが近い・・・・

事故において過失割合決定の基礎になるものに、過去の判例を基に記載された判例タイムズ というものが有ります。これは全国の損害保険に携わる人間にとってバイブルいや、教科書的資料です。

さきに、私がお尋ねした項目を当てはめて下さい。
貴方に大きなミスが無い極当たり前の運転をしていたとすれば・・
基本過失は80:20と見られます。夜間ですから歩行者に+5で75:25(歩行者側に歩道があるとさらに65:35)
しかし、カーブの手前減速の励行85:15・・速度20KM超で95:5もし・・・30KM超と判断されていたなら・・110:-10

速度については記載されていませんから不明ですが、これ以外に私の知る限り貴方の文章から100:0の根拠は考えられません。詳しい事情をお知らせ頂ければ更に調査いたします。
基本過失が80:20・・ここに大きな問題があります。

交通弱者救済の思想が根底にある為このような不合理な事になってしまうのです。
3,4歳の子供や80過ぎのおじいちゃんならライダー、ドライバーも諦めがつきます。しかし、成人者、ましてや運転免許所持者にもこの基本過失を適用する事は行政、および保険会社の(自賠責算定会を含めて・・)怠慢としか言い様がありません。
ただ、貴方が納得できない、腑に落ちないのお気持ちは充分理解できます。しかし、それを説明、納得していただく為の努力をするのも保険会社の(代理店)の大事な仕事なのです。

SEG

一番問題なのは事故を回避出来ない搭乗者だと思うのは私だけでしょうか?

見通しの悪いカーブでスピードを落とさずに進入してしまうことがまず問題だと思います。
そして、スピードを落とさずとも外に逃げれないなら内側に逃げる事の出来ない技術の未熟さ。
車道1車線に女性二人ならどこかに逃げ場は有るのではないかと思います。自分に非があると認めてらっしゃるのでこれを恥と感じて今後につなげて頂きたいものです。

 歩行者が車道の真ん中を歩いていたことを問題にしているようですが片側1車線の道で有れば車道を歩く人もいるでしょうし、そもそも歩行者でなくてリアカーであるとか故障した車両であれば10:0を納得出来るのでしょうか?

また、歩行者が右側にある歩道に行こうと渡っている途中であったのなら不満はなかったのでしょうか?
歩行者との過失割合を話題にしているようですが歩道が有るのにそこを歩いていなかった歩行者に腹を立てているだけだと感じます。

 社会的に一方的に悪者にされたと有りますが、上記の通り悪いのはどう考えたって運転者だと思います。そして、過失割合というのは損害賠償の際に過失相殺という考えの基で相手の損失をどれだけ保証するかという割合です。
 一般に交通弱者と呼ばれるほうが損害が大きくなり、その割に損害額が小さいという現実があります。過失割合を弱者有利に設定しなければ弱者の負担が大きくなりすぎるので、必要なことだと思っています。完全にはほど遠いですが。

 余談ですが、私の体験で一番ひやっとした想定外の出来事は対向車線の信号待ちのトラックの下から子供がスケボーに腹這いに乗って出てきたことです。さすがにこれにはびっくりしましたが間一髪で止まることが出来ました。公道は何が起きるのか分からないところです。何が起きるか分からないですからしっかりと余裕有る運転をすることが重要だと思います。

車道を歩く歩行者が悪い、カーブに砂が浮いているのが悪い、相手が一時停止をしないのが悪い等、他の人・物のせいにするのは簡単ですがそれでは事故は回避出来ないし、自分の命すら守れないのではないでしょうか?事故を起こさないのは当たり前、いかに事故を回避出来るか。このくらいの気持ちで運転していれば事故の確率はぐんと下がるのではないでしょうか?

年間何万キロと走っているのに何十年と無事故の人がいるのは単に運がいいだけではありません。
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