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リッターバイク有用論のまえに


ううう

排気量を余裕として使うからいいんだとか、動力性能を使いきるためのものではないからほっとけとか、楽しければいいとか、乗るも乗らないも個人の自由とする意見が多くて驚いています。そういうことを議論で真っ先に言っていられる今の賛成論者の頭は幸せです。

これからは、環境性能の悪いこのクラスのバイクはそれだけで反社会的、と思われる時代になっていくでしょう。十分な排気ガス対策も施されなず、ことに小型自動車よりも悪い燃費、リサイクルを考えない車体作り、早朝の住宅街でアイドルすることも憚られるほどの静音性欠如など。
今販売されているリッタークラスと呼ばれるものに乗るひとは、以上を指摘されてみてどうでしょう。耳が痛いですか?

考えてください。社会にそして地球環境に迷惑かけていませんか?自分のfunを第一にするあまり、そのあたりの公共性をないがしろにしていませんか?「だって四輪のスポーツカーよりもナンボもマシだぜ」なんて逃げ口上を勝手な正論としてないですか?比べるべき対象をまず四輪スポーツカーにするあたりはずるいでしょ。

俺が俺が的な考えは聞いていて勝手で見苦しいので気持ち悪い。とはいえ理想論をどこまでも振りかざして内燃機関車には一切乗るなと言うのではない。ひとつの考えにとらわれるのではなく、多方向の選択肢を考慮する必要があると言っているのだ。

代替になりうる、より環境性能のよい小排気量車があるのに、それを選ばずに大排気量車に乗る理由は何か?
格好よく見られたい。大排気量車でブッちぎってみたい。自慢してみたい。お金をパーッと使いたい。
これらの理由付けに対して、俺が俺が的なエゴが大きすぎやしないか?と疑問符を投げかけているのだ。どうだろう。
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