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タンデムに思うこと

ジャクシ

タンデムですか…私(♀)は後ろに乗るのが昔から「コワイ」のでなるべく避けて前に乗ってきました。^_^;

これは友人の知人の話です。
ある男性が彼女を乗せて(半キャップ型のヘルメットを被り、半袖にスカート姿)走行中、転倒。
彼女は顔に大怪我をしてしまい、整形手術を施したんだそうです。
でもやっぱりもとの様にはならず、バイクを運転してた彼はそのことが原因で彼女をふってしまったそうです。

その男性の無責任さに怒りを通り越して呆れてしまいました。
やはり大切な人を後に乗せる時、一番に怪我をしないよう(服装とか、運転とかに)気をつかわねば!と思いました。
ところで、彼氏彼女のタンデム姿も「楽しそうだなぁ」と思いますが、親子でタンデムしてる姿をみるとほのぼのしちゃうんですよねぇ(^^)

ベルガルダ

私は現在学生で、とても大切な彼女が居ます。
サーキットを走ったりする関係でバイクの危険性はいつも十分身を持って経験しています。レースの世界では革つなぎにプロテクターをしていても下半身マヒや最悪死亡事故につながるのに、私服で、しかも公道で事故を起こした場合人間が無事であるわけがありません。

私は彼女を後ろに乗せる場合はプロテクタージャケットとニーシンガード、スニーカーにフルフェイスメット、グローブを必ずしっかりと装着させます。自分が大切に思う人、愛する人なら当たり前ではないでしょうか?

それと、バイクのコントロールに絶対の自信を持っていると勘違いしている人が多いのも事実です。そんな友達にはそこまで言うならサーキットに来い!と言っているのですが、そんな時だけ色々言って渋っています。

バイクの限界領域を体験してもいないのに限界速度を超えて、しかも彼女とタンデムするなんてもってのほかです。バイクはカッコ付けの道具ではないのです。使い方次第では人を殺める能力を持つ殺人兵器なのです。

私は日々技術向上のためにライディングスクールに通っています。そこでは100キロからの急制動などのプログラムがあります。一人身でもこなすのが大変な急制動。何の訓練も無しに彼女とタンデムでしかも150キロなどで走っている人!何かが起きた時あなたはその速度から愛する人を守るライディングが出来ますか?

私もスクールに参加していますが、そんな状態では、はっきり言ってまだまだ10%も守れる自信はありません。

後ろに大切な人を乗せるときは常に最悪の事態を予想し、最低限の対処は行うべきです。特に高校生位のライダー。全てとは言いませんが、バイクをおもちゃの一種としか捉えてない人が多すぎるのではないでしょうか?

免許を持ち、公道を走る上では大きな責任を負う所を理解してもらいたい。
自分の限界を知り、それ以上の走行はしない。愛する人が乗っているならなおさらです。

自分の愛する人が自分のせいで死んでしまう事を考えてください。冷静に考えればそれが彼女に対する本当の愛ではないですか?
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