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タンデムに思うこと

Rocky Papa

タンデムライド・・・いいですねぇ(^_-)-☆
特に彼女を乗せる時なんて、なんかワクワクしたものです。でも私も服装には厳しくしていました。ヘルメットは当然ですが、長袖・長ズボン、可能ならプロテクターも装備出来ないと乗せませんでした。もちろん全て自分で用意するのですが。タンデムは危険との意見もありますが、誰でもかれでも乗せるのでしたら、私もその通りだと思います。

私は違いました。絶対に「守り通したい人」しか乗せませんでした。また相手も私を信頼してるのが絶対条件でした。お互いが同じ気持ちなら、タンデムでも「人車一体」は可能なのです。私はジムカーナをしていましたが、恥ずかしながら成績はシングルよりもタンデムの方が良かった(^^ゞ
峠道を流していてもタンデムの方がファンライディングが出来たものでした。

閑話休題。最近の、特に若い人達のタンデムを見てるとガッカリさせられますね。格好悪い(=_=)
本人は高価なフルフェイスを被っているのに、後ろのコには「半キャップ」・・・彼女のようですが、とても「愛している」とは思えない。

タンデムで万が一でも事故に遭ったら、大怪我をするのは後ろの人です。運転者は事故に遭う事も転倒する事も判るから何とか対処のしようもあるけれど、後ろの人は何も気付かずにバイクから投げ出されてしまうのです。受身ひとつも取れないままで・・・人間の身体は「頭」が一番重いです。
無防備で放り出されれば当然「頭」から落下して行きます。その「頭」がノーヘルや「半キャップ」だったら?

随分と昔の話ですけど、私の友人が「ちょっと近く迄やし、ヘルメット無いから」と、別の友人を後ろに「ノーヘル」で乗せて、小雨の中を出掛けて行き、その途中で「マンホールの蓋」で滑って転倒してしまったのです。

本人は全くの無傷だったのですが、後ろに乗ってた友人は・・・頭から地面に叩きつけられて「頭蓋骨陥没」で即死していました。ライダーの身を守ってくれるのは「正しい服装」と「適したヘルメット」しかないのです。「正しい服装」とは、肌の露出を極力押さえ、風にバタつかず、グローブをはめ、踵のある靴を履く・・・これは最低限の事です。

「適したヘルメット」とは、JIS規格等の安全規格を合格したサイズのあったもの。尚且つ「露出の少ない」もの。最近の「流行り」でクラシックなタイプ(耳が出る)を被っている人が多いですけど、街中ならまだしも、高速等の「自動車専用道」の走行に使うのは止めた方がいいですよ。あの手の「耳の出る」ヘルメットで二輪の試験を受けに来ている人が最近多いようですが、小型二輪以外の普通・大型二輪試験では着装を認められていませんので、合格どころか受験も拒否されますよ。
余談ですが・・・
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