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タンデムに思うこと

ゆき

事故ということからいうと、後ろに乗る人(なんていいましたっけ)も危険ですよね。いまのダーリンに会うまで、バイクとは縁遠かった私。
でも、後ろに乗らされるときには、かならず(暑くても)長袖を着用させられました。グローブも。その時、ちょうど、少年院で仕事をしていて、彼らと話す機会が多かったのですが、少年院、教護院にいる少年は、タンデムでノーヘルは当たり前ですよね。そのときに、私が、うちのダーリンの話をしてあげたのです。「愛情を感じる」と付け加えて。

少年にとってはそれがショックだったらしく、後ろの人への安全面への配慮という愛情があるんだと思ったそうです。
彼らは愛情というキーワードにとても弱いので(ほとんどが彼女もちだったりする)、ぐっとくるものがあったようですね。

これは何も彼らだけではなく、一般の方(彼らも一般の方ですが)にもあてはまります。後ろに乗っている方の安全への配慮は、愛情なんですよね。

どん君

僕がバイクに乗る目的は、バイクが思いどおりに曲がったり、加速したりする時の「人馬一体」的な感覚が好きだからです。
そんな僕からするとタンデムという事は、恐怖でしかありません。そして、自分が学生だからかもしれませんが<もしも>の場合を考えると、ホントに恐いです。

はっぴーふぉーさいと

最近多いですね、後ろに乗せている人の服装を気にしない人。そんなのを見ると『転んだらどうするの?』って首を傾げますね。

緊急事態でそうせざるを得ない時もあるでしょうが、せめてリアに乗る人はズボンを履いてカバンは肩からかけて欲しい。
スカートで(たいていは制服)、カバンは手に持ち、運転者の肩につかまって、グローブなし、下手すれば半キャップ。
いつも思うんですよね、もし事故を起こし(または巻き込まれ)て怪我をしたら、
特にリアに乗っていた人が女性だったら、もしも彼女の体のどこかに傷跡が残ったら

アンタどうする気って。

3年前、靖国通りの淡路町の交差点での事ですが
信号が変わり、走りだしたとたんに先頭の150ccのスクーターが交差点内で急ブレーキをかけた為、後続のバイク便が追突し、そこに私が突っ込みそうになりました。
リアの女性が手に持っていたカバンを落とし、バイクで踏んづけてしまい、買ったばかりというCDを2枚割ってしまいました。

自分が踏んづけたのが人でなくて、誰かが怪我する代わりにCDが割れただけと思ったら、正直ほっとしました。(事故そのものの怪我人はいませんでした。)

けれど!
急ブレーキの原因は女性が『履いていたサンダルを落とした』為でした。
最近は比較的排気量の大きいバイクでもリアの人の服装までは気を使わないというのを見るようになりました。
自分も大切だけど後ろに乗っている人は、男性、女性を問わず、運転者にとって 大切なひと のはず。

運転歴16年の主人はいつも『バイクや車はお金で買えるけれど ヒトはそうはいかない』と言っています。
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