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Question & Answer(誰だって最初は、初心者だった)

Question 79 : ツーリングで、まわりのペースに付いていきたいけど、無理をしたくない。どうすればいいの?
Answer 1 : JF3BGL

たくさんの内容ですから、一つずつ答えなければいけないのでしょうが、最終的な答えは一つになるんじゃないのかなと思っています。
多くの人の中に「速く走ること=ライディングが上手」という考えがあるのですが、本当に「公道を速い速度で走ること」が上手の証なのでしょうか?

私は、「事故に巻き込まれない(予防)運転」、「無茶をしない自制心」が大切であり、最高速やコーナーリング速度を競うことが大切だとは思いません。
なお、「常に制限速度を守っているか」と聞かれれば、NO!と答えざる得ません。多少は制限速度を上回って走ることも否定はしませんが、あくまで一人で走る時であり、他人(ひと)とのツーリングでは、周りの人の速度に合わせるようにしています。

マスツーリングで一番大切なことは、「協調性」です。しかし、無理をしてしまって、結果として事故を起こすと周りの人にも迷惑がかかります。つまり、自分のペースの中で余裕を持って走ることが大切ではないかと思います。

>> この間、知人に「ついて来ないと上手くならないぞ、ツーリングしてるのに皆を待
>> たせることになるし迷惑が掛かるぞ」みたいなことを言われました。

 他人の後について走ることで得られることはたくさんあります。しかし、無理をしてしまっては楽しくないし、危険でもあります。そして、転けたりしてしまっては逆にみんなに迷惑がかかります。

だから、けっして無理をする必要はないと思いますよ。本当に上手な人なら、遅い人に合わせるくらいのことができるはずです。

言葉が悪いけど、参加者の能力内で楽しく走れるようにすることができてこそ上手な人だと思うのです。だから、あなたが合わせるのではなく、上手な人が合わせてくれるようにお願いした方がいいでしょう。

人と走るのが嫌になるパターンの多くに、「自分の限界以上で走って疲れて、走るのが楽しくなくなった」というのがあります。無理を続けると、結果として走ることの楽しさが苦痛に変わるので、「私はこれが精一杯だから、これ以上は無理です」とハッキリ言う方がいいでしょうね。

 それで、一緒に走ってもらえないのであれば、残念ながらその人達とは走らない方がいいでしょう。乱暴な考えかもしれませんが、話せばわかってくれるのが仲間だと思います。

>> 私の母は「バイクに乗ってもいいけど、身体がどうにかなるようなことだけにはなら
>> ないように」といつも口癖のように言います。
>> 私が帰ってくるまで心配で仕方ないようです。
>> こんな臆病な私ですがバイクは大好きです。

あなたを心配してくれている人がいる。それに答えようとしているあなたは、何も間違っていません。「無茶をする」事は美徳ではありませんし、周りの人を悲しませることは、結果として「大好きなこと」をやめなければならなくなります。

「臆病」でいいじゃないですか。けっして恥ずかしい事じゃありません。無茶と勇気は別物です。長く乗りづけるために「臆病」であることは必要です。

 「あのブラインドコーナーの奥に危険があるかも...」と慎重になることは、臆病ではないと思いますよ。

変な例かもしれませんが、時折息子と一緒に走ります。息子は、私の後に走っているのだし、私のライン取りをまねている。そして、私が息子の速度を見ながらコーナーリング速度をかなり遅くしても、付いてこられない時が多々あります。彼は結構臆病だから...
 しかし、それはそれでいいと思うのです。彼の中で無理のない速度で走ることができるのは、ほめてやるべき事でしょう。もちろん、他人ではなく自分の息子だけにもどかしいと思わなくもありませんが、自分のペースを守れる方をほめてやるべきだと思っています。

 あなたも気楽に考えてみては如何ですか?
 しっかりとした考えをお持ちのようだから、周りに惑わされず自分のペースを守りましょう。きっと仲間もあなたのペースを理解してくれると思いますよ。

「余談」の部分ですが、

>> (前の初心者車がいて追い抜かそうとしてて(5速で110km))
>> 追い抜かした時に下りになり、前の信号が赤だったのでアクセル戻したのに
>> 単車はまだ行こうとしていて(エンブレが一瞬効かなかった(?)

 公道(信号があるから高速道路じゃない?)でそこまでの速度を出す方がまず無茶ですね。

>> アクセル戻してるのにバイクが行きたがる経験

 5速のエンジンブレーキなんてこの速度なら「効かない」という部類にはいるでしょう。そもそも急ブレーキをかける必要性のある公道で、5速のエンジンブレーキを期待するのは無茶です。加えて下りならなおさらです。

 しっかり整備されたバイクであっても、この速度と下り坂ではブレーキの利きが悪く感じるのは無理のないことです。解決法は、簡単なことで「速度を出しすぎないこと」につきると思います。

 乱文でまとまりが無く、わかりにくいかもしれませんが、「速度を出しすぎないこと」、つまり自制心が本当の意味での勇気だと思います。

 周りに合わせることも大切ですが、周りに合わせてもらうことも時として必要です。
 自分の快適(楽しい速度)を理解してもらって、楽しいツーリングをできるように頑張って下さい。
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