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サンナイ運動ってなによ

中年ライダー

僕は高校時代、バイクより自転車が好きだったので免許取得は高校卒業後だったけど、家業の手伝いで必要とかいう友達は学校に書類(親の同意書?)提出して教習所通いしてたなぁ。

そう考えると、サンナイって高校生の免許取得〜事故・死亡責任をどこに持っていくかという、責任転嫁制度のような気がしてきた^^;

当時(約20年前)の社会背景を思い出しつつ、少し冷静に解釈してみましょう。
免許の取得可能年齢になったとはいえ、経済力を含め、未成年である高校生に社会的責任が果たせるわけはない。子の責任を負うのは親の義務。即ち子が事故を起こした場合、全責任を親が追う。
これは昔も今も当然のことなんだけど、このあたりまえの理屈が通じなかった時代だったのかもしれない。(毎日のように家庭内暴力・校内暴力事件が新聞を飾ってたなぁ)

その時期にシンクロして二輪車による青少年の事故件数増加。
手っ取り早く事故件数を減らすには、日本では良くある「危険だからやらせない」的発想。警察や学校の名で発令?されれば、子に対する強制力も増す。

それで子供が元気で社会人になってくれれば、多少恨まれてもという親心・・・というところかな?<当時のPTA
2〜3歳児相手(というよりは論理が通じない相手)なら、その発想も判らないでもないけど、青少年の死亡事故件数を減らす目的なら、もう少しやりようがないのかなぁ?

例えば、バイクの教習でスキッドパッド走らせるとかね。ライテク講座に近い内容をもってこれば、自殺行為に近い走り方する子は減るような気がするんだけど。
学校教育の一環として持ってきてもいいのかもしれないね。

それと交通教育。交通社会に出たら、自分の身は自分しか守れないという事実を幼児期から教え込まないとダメだろうな。
長くなっちゃいましたけど^^;

交通社会からモラルやマナーという言葉が風前の灯となっている昨今、そろそろ全体的な交通教育を見直す時期に差し掛かっているのかもしれませんね。

いつまでもサンナイ運動は通用しないと思います。
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