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車のマナーについて
クルマに限らず、マナーって、自然発生的にに形成されてきたものだと思う。 それは無用な争いを避ける為だったり、それによって相手との関係を改善したり・・ 昔はそれが自分の命にも関わる重要な事だったのかもしれない。 インドでは食事後、ゲップをするのがマナーだと聞いたことがあるし、所変われば品変わるってなもんで、「普通の人」なんて人が居ないように、実際には十人十色、千差万別なんだろう。 私がクルマに乗ってる時はやはりバイクに乗ってる時に比べて身の危険を感じる事が少なく、まるで自分が強くなったかのように安心してるというか、のぼせあがってるというか、気が緩んでるときがある。(大型トラックに乗ってる時なんか特にそうなりがちだ) そういう感覚のまま理性も持たず、自戒もせずに運転してればマナーなど生じてこないんだろう。なにしろ「偉い人」が多い。 ただ、私が同じライダーにまず言いたいのは「警戒心を持とう」って事である。マナーは良くなった方がいいにせよ、あてにすべきものではない。 私はリスキーな乗り物であるバイクに乗ってる人をリスペクトしているし、無事に生き延びて楽しく走り続けてほしい。 私は原チャリスクーターに乗っててダンプに幅寄せされ、ガードレールに押し付けられた事がある。借りたスクーターは大破、それを確認してドライバーは普通の車線に戻り、走り去った。ダンプにはこういうのが多い。 ダンプに限らず避けなきゃ当たるような幅寄せをしてくるものだと思った方が良い。真人間でない人もけっこういるのだ。 故意、危険、悪質な行為にどれだけ遭ったことか・・それだけじゃない。 飛び出してくる動物、赤信号に気付かないドライバー、考えられないような運転をする高齢ドライバーなど、ライダーは多くの危険にさらされている。 マナーについてはこんな事も良くある。おとなしそうなクルマに乗ってる時、よく測定してる追い越し禁止の道路で測定に引っかからないようなスピードで走ってたら後ろにクルマがピッタリ張り付いてくる。こっちがブレーキを踏んだら追突しそうな距離だ。 ハイビームにしたり、左右にずれてみたり、後ろでうろちょろしてる。 私をペースアップさせて測定のエサにしたいのか、とにかくこのパターンは毎日のように出くわす。けして抜かず、煽ってくるのだ。 車種は圧倒的に古めのレガシィ、乗ってるのはオッサンが多い。 そんな時、まずパカパカブレーキランプを点燈させる。それだけで大抵離れていくが、また張り付いてきたら窓を開けて手を出し、「行け」と合図してブレーキを踏む。抜いていったらそれでいいし、抜いていかなくても まあこれでほぼ近寄って来なくなる。さらに強烈な手段を使う事も稀にあるが、今のところ100%撃退している。私を警戒させるのだ。 のぼせ上がってると殺されかねないって恐怖を教えてあげれば肝も頭も冷えるようだ。マナーアップって、案外こんなことなんじゃないかな。 ただしこういう手が通じるのはいっちょ前に自分が可愛い表向き真人間。 裏社会の人やぶっ壊れた人には通じないだろう。それでも規範を唱えるより効果はあると思うので、選択肢としてアリだと思う。 まずはちゃんとミラー越しに人物を確認しよう。「警戒心」を持って。 とにかくライダーは(ドライバーも)車のマナーなどどうあれ、当たって来ても避ける、くらいの警戒心を持って欲しい。それがマナーにも通じると思う。 |
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