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Question & Answer(誰だって最初は、初心者だった)

Question 25 : 左コーナーが上手く曲がれない。
Answer 2 : さんちゃん

 GPZ-400R乗りの一人としてお答えします。
 先にお答えのBGLさんを始め、多くの方が「このクルマは16インチゆえに・・・」、と良くおっしゃいますが、タイヤの扁平がないに等しい(いまどき「90」ではね ^^)ので、実質的な運動特性は17インチ車と変わらないと思います。このクルマに乗った方の多くが、「オン・ザ・レールと言うか、すごくニュートラルだ」とおっしゃることからも、特にハンドリングに際立ったクセはないと思います。
またタンクの大きさは確かに視覚を圧倒しますが、実は下半分がよく絞ってあるので、見た目ほどデカイものでもないでしょう?。もちろん幅がある方ですが、私などはちょっと膝を閉じればピタッとニーグリップができるので、むしろ重宝しています ^^ 。

 で、お尋ねの件ですが、私はGPZ-400Rに12年乗り続けてきましたが、先にも書いたように、特別なクセとか尖った部分のない、従って長時間走り続けていられるツアラー・マシンだと思います。コーナー・ワークをどうとかいう理屈を述べることは私にはできませんが、しいて言えば曲がりたい方のハンドル・グリップを、心持ち前方へ押し出すようにしてやると、自然にバンクしていきます。
これは正しいライディング・テクニックではないと思いますが、私がこのクルマと付き合ってきて、一番楽にバイクをバンクさせ、また曲がっていける方法だと思っています。

 重量級の車体に、私の場合50kgにも満たない軽量級ライダーの組み合わせだからかも知れませんが、フル・タンクで200kg以上にも達するこのバイクでは、ひとたびリーンが落ち着いてしまうと、その後にマシンの上でいくらジタバタしても、GPZはその挙動を変えてはくれません。

 体重(荷重)の移動があるからこそ曲がって行ってくれるわけでしょうから、何もしない、と言う訳にもいきませんよね。でも峠道でのシャカリキな体重移動でバンクさせることに疲れてくると、先のようにハンドル・グリップを「ちょい」と押し出してやると、それだけで「シャカリキ・ライディング」に匹敵するコーナリングを見せてくれるのも事実です(「押し出す」と言っても、ハンドルに体重を預けてしまったり、グリップをガッシリ握ってはダメですよ ^^ )。

 そんなふうにして私の場合、結構上半身は起き上がった姿勢で、でも人並みのペースでつづら折りの峠は楽しめています。しかも背筋力がないものですから、実際にはハンドルにかなり体重も預けてしまって、いわゆる「前輪荷重」という、やってはいけない見本のような乗り方で乗ってもいます。

 余り参考にはならなかったですね ^^; 。でもクドイようですが、このクルマには乗り難い理由が見つかりません。やはりあなたの意識の中に、苦手だな、と構えてしまっている部分(右はスンナリ行けるんですから・・)とか、あるいは前後輪のアライメントの狂いがないか(二本のタイヤがキッチリまっすぐになっていますか?)、場合によってはフロント・フォークのアンチ・ダイブが走行中にも効いてしまっているとかしていませんか?。

 今ではすっかり姿を見かけることの少なくなったバイクですが、決して難しいバイクだとは思いません。末永く可愛がってやってください。
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