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Question & Answer(誰だって最初は、初心者だった)

Question 13 : ブレーキの上手なかけ方を教えてください。
ささっき さんからの質問です。
 どうも、急ブレーキで、リヤタイヤをロックさせてしまいます。 フロントブレーキは、昔、こけた記憶のせいで、あまり強くかけられません。
 どんなブレーキングが理想なのですか? ちなみに、NS−1に乗っています。

Answer 1 : 徳田信之助

 理想のブレーキングとの事ですが、バイクに限らず乗り物 は全てブレーキをかけると重心が前へ移動します。 従ってリヤブレーキはほとんど利かず、特に急ブレーキの場合はフロントブレーキのみで制動していると言っても過言ではありません。

 直進状態と言う条件はつきますが、理論的にも経験的にも リアよりフロントブレーキを強めにかけるのが理想的なブレーキングだと思います。
 昔転倒した記憶のせいであまり強くかけられないとの事ですが、自信がつくまで安全な場所でひたすら練習するしかないと思います。 私も昔フロントブレーキのロックで転倒した事がありまし た。その時は事故でしたが、そのトラウマを乗り越えるた めにひたすら急制動の練習をした事があります。 短い距離で制動できるようなれば、何よりも安全に寄与し ます。 (決して最初から無理をしないで下さい。少しづつです)

 ちなみにコーナーなどでのバンク中は、逆にフロントブレーキを強くかけるのは御法度です。
 理由はタイヤのグリップ力の多くが、コーナリングの遠心力に対抗するために使われているからで、この場合リアブ レーキを微妙にコントロールする事で制動します。 もちろんリアタイヤも遠心力に対抗しているのですが、リアブレーキの場合はノーズダイブ(フロントサスペンションの沈み込み)が発生しづらい事もあり、重心がフロント へ移動する割合が少ないため車体が安定します。
 この様に直進状態とコーナリング状態ではブレーキのかけ方が異なります。
 安全なライディングのためにもぜひ練習を重ね、体に覚え込ませる事が大事だと思います。

Answer 2 : 川崎水冷二気筒

 私は初めての車体に乗るときや、初心者に対しては必ずフルブレーキングを練習させ、その感覚を身に付けるようにしています。
 この感覚があいまいだと、咄嗟のときに停止か回避かの判断を誤る可能性があるからです。この時の練習方法ですが、先ずリヤブレーキを軽く当て(強くは踏まない)、その状態からフロントブレーキを握って制動力の調整を行ないます。これを大体30km/Hくらいから始めて徐々に50km/h位まで数回行い、ロック寸前の感覚を叩き込みます。

 リヤブレーキを(少し)先に踏むことで車体の暴れを抑えることが可能です。試してみてください。
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