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Question & Answer(誰だって最初は、初心者だった)

Question 35 : 林道での下りがとても恐くて,体が固まってしまいます。
飛鳥 さんからの質問です。
私はkawasakiのシェルパに乗っています。
林道を走りたくて買ったのですが、いざデビューしてみるとトンでもなく難しい。
フラットな未舗装程度の路面ならいいのですが、下りで握りこぶし大の石がゴロゴロしているところではもう駄目。肩に力が入りそのまま体も固まってしまうのです。
慣れるのが一番だとは思うのですが走り方のコツがあれば教えて頂きたいです。
バイクで転ぶのが怖くて「怖い怖い」と自分に暗示を掛けてしまっているので、こういうときはこうすればいいということが分かれば実際に出来なかったとしても心に余裕ができるのではと思うので。
どなたかアドバイスがあればよろしくお願いします。

Answer 1 : JF3BGL

 林道に限らず下り坂は誰でも苦手意識はあると思います。「転けると思うから怖いんだ!」等と精神論を言う気はないのですが,精神面でのアドバンテージは大切だと思います。大きな石があると,ついそこへ目がいってしまうものです。バイクは,ライダーが見た方向へ行く乗り物です(厳密には,無意識にそちらへバランスしてしまう)から,まずは少し先の路面を見ながら走りやすいラインを探すことが重要だと思います。全て大きな石だらけのところを走るわけはないですよね。トライアルじゃないから。(^_^;)

 つまり,フロントタイヤが問題なく走れる道(コース)は必ずあるはずです。私の場合,今はオフロード車がないのですが,FZR750で林道を走ったことが何度かあります。もちろん好んで走った訳じゃなく,やむなくと言うケースですが。FZR750などのレプリカで林道を走るとよく分かるのですが,リアは多少滑っても転けることはありません。しかし,恐いとフロントブレーキを握ったら最後,フロントを取られてしまい制御不能になります。

 フロントが取られるとどうしても転けてしまいますが,リアの場合だと多少お尻を振っても転倒は回避できます。だから,まず目線を走りやすい路面を見るようにして,リラックスすることが重要だと思います。多少大きな石があってリアタイヤが石に乗り上げても体が無意識にバランスを取ってくれます。
 ゆえにフロントさえ取られなければ転けることはないのですから,フロントタイヤが進むコースをしっかり見つけ,精神面でアドバンテージを得ることが大切だと思います。

 次に,下りの場合どうしても腕に体重をかけやすいので,意識して重心を後ろに下げるようにした方がいいと思います。これまた余談ですが,私はトライアル車を持っていることから,時折山の中で遊んでいます。その時に思うのは普通なら絶対に降りたくないような坂でも体重移動とリラックスした腕(ブレーキ操作に重要)を活用すれば何とかなると言うことです。
 どっかりシートに腰を下ろすのではなく,軽く膝を曲げスタンディングで走れば体重移動も楽ですし,動作もいろんなケースに対応しやすくなります。もちろん,林道の全ての坂をスタンディングで降りるのは疲れますから,急な坂だけで十分でしょうけどね。

 話を戻し,バイクはリアに荷重をかけている方が安定して走れます。下りのコーナーもアクセルはオンにした方がいいのは基本ですよね。この際にコーナー手前で十分減速しておくことは必要です。減速する際に,フロントよりリアの方を活用して,必要とあればほんの少しリアを引きずる(本当に軽くリアブレーキを踏みながら)ようにして進入して,直線が見えたらアクセルオンで走り抜けます。こうすることで,バイクの安定度は違うと思うのです。あまり急な坂でないところで少しずつ練習してみては如何でしょう。
 もちろん,ブレーキを引きずりならがと言うのは基本ではないのですが,最初から何もかもうまくいくわけはないので応用としての話ですが。
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