がる |
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DUCATI |
Superbike 998s FinalEdition |
総合評価 : 85点 |
年 式 |
2004 年 |
走行距離 |
2,000 km |
燃 費 |
街乗り |
14 km/リッター |
ツーリング |
16 km/リッター |
長所 |
区切りということで2000キロインプレをお送りします。
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- 美しく精悍な外観。駐輪するとバイク好きに関わらず写真に撮ったり眺める人がいます。
- 精緻のハンドリング。意思することはモーションすること、というバイクです。
- 燃費のよさ。998ccで街乗り14以上出るのは驚きました。
- コンパクト。400ccクラスバイクと同じか小さめなので取り回しやすい。
- 排気音の和音。ノーマルはテルミ製で、3000〜4000rpmで和音が出ます。
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短所 |
- 冷間時にエンジンが掛かりにくい。冬はセル5秒x2ぐらいでかかるかどうかです。
- のんべんだらり運転が許されないこと。意識集中を解くと、道なりフラフラ走ります→道のアンジュレーションを正確に拾う結果です。
- パワーがトルキーに出るので、コーナー立ち上がりのスロットルは慎重な必要ありです。
- バイクコントロールの原則(ライダーの積極的な荷重移動)が求められ、それがないとまともに走らせられません。(できる人にはすごい武器)
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故障,トラブル |
とくにありません |
その他 |
998は916シリーズの末っ子で、916をブラッシュアップしたモデルのようです。本質的におそらく変わっていないのかなと思います。
火傷をすることもないし、燃費もよく、向上心をもってライディングすれば応えてくれるし、なによりも美しいバイクです。
何も改造・変更するところもなく、純粋に走ってライディングを楽しんだり、向上に集中できます。
ブレーキは初期からキューンと効く4パッドブレンボで、信頼できます。進入で効き過ぎるので、コントロールがむつかしいです。
ボディは小さいですが、切れ角は少なめなので、ターンで無理はしないほうがよいと思います。
ただ、ライダーを補って走ってくれることがありません。ここは明確であり、国産の感覚で乗るといきなりヘタになったように感じられます。
ステップの上でバイクと踊るように機敏な荷重移動をすると 目の覚めるような意のまま性が発揮されて「バイクはこれだーッ」という感動的なフィールが増えてきます。
逆に、シートに乗ってハンドルで曲げるぐらいで乗ると、交差点すら「あちゃー」状態になります。
精神状態、体調を知るセンサーにもなります。
このバイクに対しては、二極の接し方になるのかなと思います。惚れ込んで長い付き合いになるパターン、その精緻さゆえにもっと許容のある(あいまいさを許す)バイクに乗り換えるパターン。
SBKで勝ちまくった理由は、その妥協なきところについてゆけるライダーにとって最高の表現ができるためかな…と思ったりします。
私は、これでスポーツライディングするだけで楽しいですが、ことペースになると、以前の749Rの方が楽で速かった気がします。
道が細く、ポテンシャルが高いバイク というイメージです。
ファーストインプレはこちら
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