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普通免許で原付二種に乗れるようにしようという話があるが


福太郎

この話題については私は随分昔(10年以上前)から実現を望んできてました(2017年1月時点)。

基本的には原付免許制度には様々な問題や矛盾があるからです。
最大の問題点矛盾点は学科試験のみで乗れるという事。

実際には学科試験合格後に試験場でのいくばくかの「走る練習」はしますが、その中身はお茶を濁している程度に過ぎず、現実的には「あとで自分で公道でじっくり練習してね」という事です。
この言い分が正しいなら、自動二輪も普通免許も学科試験のみで合格させ、幾分かの「走る練習」をさせたのち、「あとは公道でじっくり練習してね」でも良い事になる。

原付免許を肯定する人には30km制限によって安全は担保される、と言う言い分を聞くが、現状はその制限速度を守っている人なんか皆無に近いし、逆にその速度を厳守する事で「流れ」から外れることになり、それは結局後続車からの危険な追い越しをされることが日常的に発生しています。

原付が巻き込まれる事故は大半が後続車による危険な追い越しが原因なんだと思います。
そういった意味で「流れに乗った走り」は重要だと思います。

学科試験のみで小型二輪(125cc以下)を乗れるようにとは当然思ってません。
それは今のべたように、基本的なバイクの扱い方を練習させるのは当然だからです。

ではどのくらいの「練習」が必要かとなりますが、1両日、時間にして4時間程度の基礎的練習、また費用は2万円以内が限度でしょう。

それは二輪業界も似たような内容で求めていると思いますが、それは現状の原付の低費用・簡易性と安全性の両立を考慮しての提案なんだと思いますし、私も妥当な線だと思いますね。

日本のバイク産業活性化にとってもこの問題は早急に実現を望みたいところです。

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