真佐 |
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YAMAHA |
XT600E |
総合評価 : 70 点 |
年 式 |
2000 年 |
走行距離 |
18,000 km |
燃 費 |
街乗り |
18 km/リッター |
ツーリング |
22 km/リッター |
長所 |
2014年6月に 推定2000年型のus仕様(サイレンサーにスパークアレスターが内蔵されているタイプ)を購入。
- ノーマル状態でのインプレションですが、エンジンは出だしでは(2000回転以下でクラッチミートするときなど)排気量以上のトルク感があります。
- クルージング時は大排気量単気筒にありがちなぎくしゃく感が少なめなので、40km程度で車の流れに追走している時でも4速で走れ、そこからアクセルを開ければ250ccの比ではないトルク感で
大排気量単気筒の心地よいパルスを感じながら加速していくので楽にしかも気分よく乗ることができます。
- 車体はフレーム剛性があまり高くなくこれがしなやかさとなり疲れにくい乗り心地を生み出しているようです。
- ホイールはリムが鉄製なのですがこれがまったりとした穏やかなハンドリングに貢献しているようです。
- サスペンションはリヤが硬めです。これは二人乗りで荷物を積んだ時の操安性まで考えてのことでしょうか。
- タンク容量は15リットルありこれが燃費があまり良くないにもかかわらず並みの250ccトレールバイクよりも長い航続距離(ツーリング時で予備タンになるまでに250km前後走れます)を提供してくれます。
- シートは幅が広く長時間乗っても尻が痛くなりにくく内股が当たって痛くなることもなかったのでかなり快適な部類だと思います。
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短所 |
- 長所の裏返しが短所となるわけですがフレームの剛性があまり高くないのでビシッとオンザレールで走っていく感じはありません。
- 僅かではありますが常によれている感じはあります。
ただスピードを出してもそれが増幅されたり危険な挙動になっていく訳ではなくしなやかさを感じさせる私には好感の持てるものです。
- us仕様のノーマルは4500回転から先でトルクが落ちてしまうのでスピードを求めるとがっかりするでしょう。
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故障,トラブル |
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その他 |
私が購入したxt600e us仕様はサイレンサーにスパークアレスターが内蔵されており、これが大きな排気抵抗になっているので 、スパークアレスター内部の隔壁を撤去しキャブレターのセカンダリー側のメインジェットを欧州仕様と同一の番手に変更したところ、
今まで回転の上昇が鈍り通常走行時に4500回転以上回す気にならなかったのが、6500回転まで回るようになり、加速、最高速共に計測はしていませんが
大幅に向上したと思います。
またノーマルは、ホイールのリムが鉄で錆が出ていたこともあり、エキセル製のアルミリムに変更したところ操安性が軽快になり、コーナーで一本内側のラインに入れるくらいの違いが出ました。
その反面まったりとした穏やかなハンドリングは少々損なわれてしまいましたが、私はコーナーではクリッピングポイントでクイックに向きを変える乗り方が好みなので、私好みの操安性が作れたと思います。
最後にオフロードバイクなのでダートを走らせたらどうかということですが、多少荒れた林道位までなら難なく走ることができます。
こぶのある地形を見つけてジャンプすることもできます。
さすがに車重があるので、泥濘が続いたり、ひどくガレていたりする場所や獣道にまでは行こうとは思いませんが、普通に林道を駆け抜けるくらいなら250ccトレールバイクと比べそれほど気を使わなくても大丈夫です。
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