Ryo |
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YAMAHA |
SR400 |
総合評価 : 90 点 |
年 式 |
1991年 |
走行距離 |
55,000 km |
燃 費 |
街乗り |
20 km/リッター |
ツーリング |
23 Km/リッター |
長所 |
- シングルエンジン独特の味わい。鼓動感、トルク感が心地よい。
- キックスタートが面倒だと言われますが、乗ってみるとこれはバイクに乗る前のセレモニーで、気持ちが引き締まります。コツもすぐ飲み込めます。
- 限界を追求したバイクではないので、性能を引き出すのが簡単です。車重が軽くて取り回し・切り返しなども楽で、素直な旋回性能とあいまってそれなりにスポーティな走りも楽しめます。コーナーリングも面白いバイクでした(速くはありませんが)。
- サスが柔らかくて乗り心地がよく、ポジションも楽です。
- ドラムブレーキの補助として嫌でもエンブレを多用しますが、これがエンジンを使いこなす上で普遍的な技術(回転数の把握やシフトワーク)を磨いてくれます。
- 整備性がとてもよい。
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短所 |
- 当然ながらエンジンが非力で回らない。高回転では壊れそうで心配になります。従って高速道路が苦手。
- フレームが柔らかいので、高速でギャップに乗るとしなりが全体に波及して恐ろしい。
- 前後ドラムブレーキは性能面で頼りにならない。操作性も低くてロックしやすい。しかし、エンブレを旨く使って飛ばさなければ不都合はない。
- タンデムシートの方が振動が強く、同乗者はグラブバーを握った手がしびれる。
- 振動のせいでネジ・ボルトの類が緩むことがある。
- 積載性が悪い。リアシート以外に収納スペースは全くなく、車載工具をしまうのも一苦労。
- サスが柔らかいので、2人乗りの際にすごく沈む(同乗者の体重にもよる)。一番堅くしておいても、コーナーでセンタースタンドをこすることがよくあった。
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その他 |
「シングルは気むずかしいから嫌」なんて言葉をよく聞きますが、もともと構造・機能とも簡単なバイクです。習熟はたやすいと思います。ハイパースポーツと違って、完全に使いこなす・乗りこなすことができるバイクです。それでいて走りやカスタムの奥が深い。 |