まこと |
 |
YAMAHA |
TDM850 |
総合評価 : 90 点 |
年 式 |
1998 年 |
走行距離 |
25,000 km |
燃 費 |
街乗り |
20 km/リッター |
ツーリング |
25 km/リッター |
長所 |
- 俊足でストレス知らずの動力性能。超高速域1000ccクラスの余力こそ持たないが、750cc+アルファのパワーで充分以上。
- ポジションが自然で楽。シートも尻が痛くならない。街乗りから1000キロツーリングまで楽にこなせる。
- 驚異の好燃費。80キロ巡航ならリッター30キロ!街乗りでもリザーブ入りまでに300キロ以上いける。もちろんレギュラー指定。
- ・エンジンがスムーズ。2000回転以上は4気筒のよう。一方、2気筒特有の穏やかさがライダーを急かさない。
- 音が静か。走行中はバイクからの音がほとんど聞こえてこない。くつろいでツーリングできて良い。ただし、音重視派には短所かも。
- 夏でもエンジン熱をあまり感じず快適。
- クラッチが軽く、全く疲れない。ブレーキも良く効く。
- カウルの風防効果は必要充分。ツーリングの想定速度域を超える140キロ超は役不足となるが、実用上支障は少ない。
- ユニークなデザイン。いつまでも古くならず、長く乗れそう。
|
短所 |
- ヘッドライトが暗い。夜の山道走行は視界が効かず危険。
- ギアチェンジのフィーリングが悪い。特に1から2は弾かれる感じでギア抜けも起きる。
- 80馬力に対するワイドな5速ギアは日本の交通にはハイギアードな印象。山道の登りなどでギア選択を迷う。6速より忙しくないのを長所とすれば、この点は好みにより評価が割れそう。
- 2000回転以下でノッキングが出る。2気筒ゆえに当然なのだが、それを忘れるほど全域でスムーズなだけにその落差は欠点と映りやすい。
- 重心が高く、タイトターンや押しての取り回しが苦手。立ちゴケ注意!ゆえにダートもきっとダメだろう。
- フロント18インチがコーナリング時に車体に一歩遅れて曲がる感じで、結果アウトに膨らむ傾向有り。
- ハザード点灯インジケーターが無い。そのためハザード付けっ放しで何度走ってしまったことか!
|
故障,トラブル |
・特に無し。
パリダカモデルがルーツのXTZ750スーパーテネレの技術が活きているせいか、全体的に丈夫であるように思う。 |
その他 |
- 街乗り・ツーリングで使いやすい。実用域で充分以上に速く燃費も良い。よくできたモデル。
- 2気筒エンジンは単気筒的一面もあり4気筒ほど回転数に寛容ではない。トップ入れっ放し運転も問題なくできるが、4気筒より1段低いギアで回し気味で乗ったほうが活発で楽しい。
- 低速でギクシャクするという意見もあるが、他と比べても普通のレベル。問題無し。
- 6速化を望む意見には賛成だが、トップの更なるハイギアード化には異議あり。
現状でも1000ccクラス並みの設定(100キロで約3600回転)であり充分。850cc・80馬力であることを考えれば750cc並みの設定(100キロで約4500回転)でも良いくらい。
- TDM900は上記の短所に広く対応しているように資料上は読める。一度試してみたい。
-
|