BUDDHA |
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YAMAHA |
FZ-1N |
総合評価 : 60点 |
年 式 |
2008 年 |
走行距離 |
8,000 km |
燃 費 |
街乗り |
18 km/リッター |
ツーリング |
18 km/リッター |
長所 |
- エンジン。2004年型のR1エンジンは一つの完成形だと思う。
- 倒立フォーク&スイングアーム。まんまSSの足回り。
- タンク。Nにはカウルがありませんが、タンク前半部の整流効果がとてもよく、80kmからダウンフォースを感じれます。
- ライト&メーター。軽くてネイキッドのヘッドの重さを感じません。
整流効果も抜群。高速で100km巡航ならカウル不要です。
- フレーム。強靭で旋回性もよく、形もかっこいいし、エンジンをうまくぶら下げている。
- プロポーション。塊り感が凄く、とにかくマッチョでカッコいい。と思う。
写真写りが悪いので、実物を見るといいと思います。
私はハマル角度で眺めてしまい、ハマリました。
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短所 |
- シートの前傾角度がポジションと合わず、股間が痛いし、尻も痛くなる。
前10cmを5mm程盛って改善しました。
- ハンドル。ノーマルのかもめバーは、ハンドルブレース不要の合理的な作りですが、もっと遠くで低くしたほうが、乗ってるときの操作性が上がる。ノーマルでは接地感がなさすぎる。
- タンク。整流効果とのトレードオフではあるが、絞ったハンドルを入れたいときに干渉し、ポジションを作れない。
- サス。私はバイクを買うと、たいていオーリンズとマグを入れます。このバイクはそれをやる前に手放しました。
ノーマルのサスは一番コストダウンしやすのだと思いますが、これもやはりそう。スプリングレートが高そうで、なにしてもだめでした。
- 排気デバイス。外すと綺麗に回転が上がる。同じ回転域のトルクのデータは上なのかもしれませんが、アクセルのレスポンスとどちらを取るか?私は外しました。
- インジェクション。車みたいなエンジンになってしまうのですね。
ギクシャクせず非常に扱いやすいのですが、とにかく退屈。
- ミッション。クロスしすぎ。1.3.5速だけで十分。街中では使いにくい。
レーサーじゃあないんだから。ポジションと合わないでしょう?
- テールカウル。フェンダーレスキットを入れようと、バラそうものなら、普通の人では半日仕事になるので、やめたほうがいい。私はあきらめました。
- 1000ccのエンジン。車体が軽くても走らせると、エンジンの質量を感じて、この排気量は好きになれない。やっぱりアラ7がいい。
- サイレンサー。落として踏んづけた海苔巻きだよ。これ。
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故障,トラブル |
乗ってた半年間では皆無。 |
その他 |
バイクのコンセプトが気に入らず、それに気づき半年で降りました。
このバイクで下道ロングに出て、出会った山で気持ちよく膝すりを堪能したいと思ったら、セパハンを入れて、バックステップを入れて、前傾姿勢を作ってあげないと。そういうポジションで走らせたら、早いこと早いこと。でもそしたらR1じゃんと思いました。
あと、出来すぎたバイクは退屈で、眠くなります。ギヤ付きのスクーターみたいです。
この中途半端なやっつけ仕事の薄っぺらな安っぽいバイクが好きになれませんでした。今は軽量化と、コストダウンでこんなのばっかりですね。
私は思い入れを持ってバイクと接したいです。これはそういうのを持っていると「つまらないバイク」でおしまいの部類です。ベテランライダーさん。気をつけて。
でも、ストリートバイクとして見ないでモタードバイクとして見れば合格点なのかもしれませんね。
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