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我ら素人ライダーのインプレッション/SV650X

U.N.Owen
SUZUKI SV650X
総合評価 : 80 点
年 式 2018 年
走行距離 10,000 km
燃 費 街乗り 29 km/リッター
ツーリング 29 km/リッター
長所
  • 見た目
    丸目ヘッドライトなどどこかレトロな雰囲気を残しつつ、尖ったテールカウルのような現代的な要素を併せ持つ見た目で古すぎず新しすぎないネオレトロというテーマを体現しています。

    標準装備のセパハンもスポーツするにはちょうどいい位置です。

    また、大きめのアンダーカウルを付けるとエンジン回りが非常にマッシブな見た目になり、好みです。

  • 足回り
    全体的なパッケージで考えると絶妙にバランスが取れています。
    サスペンションに不満があるとよく聞きますが、変更するのであればブレーキなども含めて変更しないとかえってバランスが悪くなりそうなほどうまく調整されています。
  • エンジン
    現行(2020年代)では珍しいVツインスポーツです。
    正直これが購入に至る一番の決め手でした。
    非常に安定した出力でドゥカティに比べると低速でも乗りやすいです。

    また、排熱がうまく処理されているのか暑さを感じないです。
  • 走り
    以前がドゥカティであったためか非常に乗りやすいです。
    街乗りから峠までまさしくオールラウンダーにこなします。

    Vツイン特有の前荷重気味のコーナリングをしなくとも自然に曲がれた際には感動しました。
    ただ、やはりオーソドックスにきちんと前荷重するとさらに鋭く曲がれるのはうれしいですね。
短所
  • 見た目
    クリア層の薄さやアルミではなく鉄素材の多さに安さを感じます。
    鉄をアルミに変えればもっと軽くなっただろうにと思うことはあります。
    ミラーやウインカーもなんだかやぼったいですが、ここは割と手軽に変更できるのでそこまででもないです。
  • 足回り
    これも値段を考えると仕方のないところですが、もうワンランク上のブレーキとサスが欲しいです。

    街乗り考慮のためか、ブレーキが奥で効くようなフィーリングです。
    個人的にはもっと手前でがっちり効く方がコントロールしやすいです。

    前後サスは攻めだすと妙な柔らかさが目立ってきます。
    街乗りを考えると微妙なところなのですが、もっと硬めの方が好みです。
  • エンジン
    6速10000rpmで最高速リミッターがかかります。
    エンジンにはまだ余裕があり、ECUでかなり制御しているようなのでもっと過激でもよかったです。
故障,トラブル
10000km走ったところで故障はないですが、ある程度予測はできます。

セルスイッチを押下するとエンジンがかかるまで回す機構が搭載されていますが、セルモーターが弱ってくるとエンジンがかからなくなる

バッテリー、レギュレータ、ジェネレータなど電装類に負荷がかかってすぐダメになると思われます。
(ドカにも同じような機構がありました。)
その他
  • 総評
    全体的にバランスはよく、走っていて一体感もあるのですが、尖ったところがなく、時より物足りなくなります。
    SV650ABSと車体を共有していることでどっちつかずな部分が不満に表れやすいのかと思いました。

    シートの薄さなどはセパハンの前傾姿勢と合わさり、路面状況を感じやすく丁度良い(逆にアップハンは体重がかかるのできつい)ですが、サス設定やキャスター角はアップハンに合わせているのでセパハンだとタイトなコーナーで違和感があるようなイメージです。

    初心者が乗る分には乗りやすさが目立ち、セパハンがつらいくらいの不満しか出なさそうですが、ベテランが乗るとなると競合他車の値段以上のカスタムを行わないと満足できないと思います。

  • 個人評
    使い道が通勤からツーリング、峠、サーキットまでを考えているのでオールラウンダーな使いやすさと壊れない信頼性は非常にありがたいです。

    今後もよほどのことがなければ乗り続けようと思います。

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