おぼっちゃま |
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SUZUKI |
SV400S |
総合評価 : 100 点 |
年 式 |
2003 年 |
走行距離 |
4,800 km |
燃 費 |
街乗り |
23〜25 km/リッター |
ツーリング |
25 km/リッター |
長所 |
※まず最初に、僕は免許取り立てで、SV400Sが初バイクです。比較対象は、知人のホーネットとバンディットとNS250R、それと教習所のCB400SFです。
- グラマラスでかっこいい。僕がこれを選んだ最大の理由です。
免許取得前に、試乗もせずに買いました。ちなみに、色は赤/黒です。
- ツインなのに良く回るエンジン。
でも、トルクいっぱいだから6000回転も回せば普通に走れる。一般道では十二分に速い。
- バイクらしい鼓動感のあるいい音がします。
職場の人には「耕運機みたい」と言われたけど、そんなに悪い音だとは思いません。もうしばらくは、マフラーを変える気もありません。何か刺激が欲しくなったら変えるかな。
- ・ツーリングで雨に降られても、他のバイクよりは確実に濡れません。
カウルのおかげです。通常でも、そこそこ風圧を和らげてくれます。
- 普通に走っている分には、よく走り・よく曲がり・よく止まる、まとまりのあるバイクです。
- 良くも悪くも「不人気車」です。
僕には理由はわかりません。いいバイクなのに…。
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短所 |
※まず最初に、僕は身長166cm、体重54kg、超非力(握力:35kg)です。
- 足つきが良いとは言えません。
踵が2〜3cm浮くぐらいですから、普通かも知れませんが、ツインゆえに重心が高く、特に給油後は、気を抜くと危ないです。
- 立ちゴケで、運が悪ければカウルのウィンカー部分が陥没します。
サイドカウル=2万円なり。でも、細身のツインなので、クランクケースを削ることはありません。今のところ、レバー・ペダル類は、折れてません。
- 取り回しは良くありません。重心が高いために、少しバランスが狂うと、倒しそうになります。
これには、セパハン故に、ハンドルの切れ角が少ないことも関係しているでしょう。同様の理由で、Uターンもやり難いです。
- 低速域でギクシャクしやすいです。
これもUターンのやり難さの一因でしょう。おかげで、アクセルワークが丁寧になりました。
- それなりの前傾姿勢を要求するので、少し距離が長くなると、肩・背中・腰・お尻・手首と、痛いところが増えていきます。長距離ツーリングには向いていないかも。
- 始動性が悪いです。冬場のチョークは当然としても、春・秋にも必要です。
- ヘッドライトが暗いです。プロジェクターランプのせいでしょうか、夜道は危険です。が、HIDを装着して解決しました。今度は、ハイビームの暗さが際立ちます。
- 股が熱いです。股下までエンジンがあるせいでしょうか、低温火傷しそうにフレームが熱くなります。逆に、冬場は暖房になります。
- トルクがあり、よく回るのですが、回しても音が大きくなるだけで、あまり意味がありません。良く言えば、回す必要がない。
- ヘルメットホルダーは、最悪です。シートを外さなければならなかったり、掛け難かったりと、おかげでどこへ行くにもヘルメット片手です。不自由です。
バイクにラゲッジスペースを求める気はありませんが、ヘルメットぐらいは、ちゃんと掛けさせてください。SUZUKIさん、お願いします。
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故障,トラブル |
- 納車(新車)当初から、メーター不動。即クレーム修理。しかし、それに気付かずに家まで帰ってしまった僕は、運転中に何を見ていたんだろう。
- 冬場に、突然エンジンが吹けなくなったり、止まったりする。しかも、しばらく走ってからの出来事。暖機不足とは考えにくく、オーバークールだろうか。
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その他 |
思い返すと欠点は多いが、憎めない奴です。なぜなら、こいつには在り来たりではない、存在感(=生命感)があるからです。あの二つ目のヘッドライトが、かわいいのです。ツインで乗りやすさを求めるなら、SV400に乗ればいいんです。「S」でなければならない理由、それはスタイリング。
ただし、背の低い方、非力な方、女性は、試乗してから購入することをお勧めします(どんなバイクでもそうだけど)。こんなにSV400Sを愛する僕でさえ、初めて立ちゴケした時には「VTRにしておけば良かった」と思ってしまいました。
今ではその重心の高さにも慣れ、低速域の扱いもスムーズになり、やっぱりSV400Sは100点満点です。
すでに買おうと思われている方は、取り回しの時や低速域での扱いには十分気をつけてください。でも、それを補って余りあるくらい、走行時には軽快さを与えてくれます。止まっている姿を眺めているだけでも、素敵です。 |