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我ら素人ライダーのインプレッション / TL1000R

仮面バイカー2号
SUZUKI TL1000R
総合評価 : 100 点
年 式 2000 年
走行距離 17,700 km
燃 費 街乗り 15 km/リッター
ツーリング 18 Km/リッター
長所
  • 自宅に一個欲しくなるような柔らかいシート。
    低反発素材のシートはまるで座布団のような座り心地を搭乗者に提供します。SSでありながら尻の疲れは一切ありません。
  • 積載性能が極めて良い。
    まるでラクダのコブのようなテールカウル内にはゆとりある空間が広がっており、車載工具の他にツーリング先で購入した土産物などを入れることが出来ます。
    他のSSにはマネできません。
  • 3000回転以上をキープしておけばどのギアでも加速します。
    高速は5速オートマ巡航可能です。
  • 大型のラジエータや前方に配置されたバッテリーのおかげでツインの欠点であるフロント加重の不足はありません。
    フル加速したとしてもそうそうフロントはうきません。
  • 冷却性能が良く、100℃位まで上がった水温も、走り出せばみるみる内に下がります。
短所
  • 元の形がハッキリとわかるスイングアーム。
    既存のスイングアームに取って付けたかのような補強がなされています。
    VTR-SPの専用に設計しましたと言わんばかりの秀逸さは欠片もありません。
  • V-twinパルスの心地よい鼓動と尻を優しく包み込む柔らかいシートは低速走行時において搭乗者を眠りへと誘います。
  • 自己主張が激しすぎるステアリングダンパー。
    トップブリッジ上に堂々とした風格を持って鎮座しており、ETCや時計と言った小物類の取り付けを一切許しません。
    もっとこう、下に付けるとか出来なかったのか?
故障,トラブル
たまに(よく?)スイッチを押してもセルがウンともスンとも言わなくなる時があります。
でもそのあと何事も無かったかのようにかかります。

自分だけでなく同年代のスズキ車に乗ってる人も似たような症状が出たと言っていたので仕様なのかもしれません。スズキだし。
その他
スズキの秘密のままで終わってしまった秘密兵器。

おそらく開発者はドカよりもむしろ同社の競合車種GSX-Rをライバル視していたのではないでしょうか?
スズキの執念というよりは怨念を感じる代物です。

同程度の性能を持つVTR-SPと比較すると、VTRの乗り心地は良い意味で硬く正しく機械に乗っているという感覚ですが、TLの乗り心地はどこかヌメヌメとしておりまるで生命体の上に乗っているような錯覚に陥ります。

あとよくドンツキが激しいからパワコマ入れてる人がいますが、ドンツキが激しいということは言い換えれば瞬時にパワーが供給されるということ。

スーパーバイクは如何に搭乗者の意思がマシンにダイレクトに反応させることが出来るかということが重要であると私は考えていますので、安易に扱いやすさを向上させる改造は如何なものかと思います。
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