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我ら素人ライダーのインプレッション / TL1000R

Lynn
SUZUKI TL1000RW
総合評価 : 70 点
年 式 1998 年
走行距離 17,000 km
燃 費 街乗り 7 km/リッター
ツーリング 18 Km/リッター
長所
  • スタイル
      低くスラントしたアッパーカウル、ボリュームのあるダックテイル。
      とてもツインには見えないボリュームのあるデザインですが、現在の理詰めのリッタースポーツより個性的です。
      巨大なテールカウルの中はトランクとして有効で、工具とパンク修理キット、雨具を常備した上に、一泊分の着替えとお泊まりセットが収まります。
  • エンジン
      以外とフラットトルクで、ツーリングで使っても疲れない性格。
  • ハンドリング
      ワインディングでは、ツインの車体特性と、TLならではのショートホイールベースを生かしたよく曲がるバイクです。
  • バッテリー
      サイドカウルの一部を外すだけでバッテリーにアクセスできるので補充電が楽。
短所
  • エンジン
      中途半端(10分程度)にエンジンを冷ました状態でストールしやすい。
      ハイギヤードなので、渋滞はつらい。
      ※Fスプロケを1T落としたり、エンジンオイルを選ぶことで改善されます。
  • ポジション
      基本的にワインディング向きのポジションなので、高速巡航は疲れます。
      シート高が高い、173cmだとOEMのメッツラーで両踵がようやく着く程度、ハイトの高いミシュランパイロットパワーだと踵が浮きます。
  • ライト
      北米向きのH4 2灯は明るいのですが、ヨーロッパ、日本向けのH12灯は、Lowがプロジェクターのため直進時はともかくバンクさせると進行方向をまともに照らしてくれません。Highもスポット的配光のため役立たずです。
      HIDにしても、改善はされますが配光はおなじですので解決にはなりません。
  • 燃費
      町乗りで非常に落ちます。7kmくらい。

  •   フレームがものすごく熱を持ちます。
      ジーンズなど、皮ではないパンツの場合は太股部分が低温やけどになります。
      高速巡航時だけですが、両踵の内側がブーツを履いていても非常に熱くなります。
故障,トラブル
電気系が弱い気がします。

 雨の日に、たまに吹けが悪化します
 車体左下部にあるコネクターに水が進入し接触不良を起こし燃料ポンプリレーがうまく入らず、エンジンがかかって1分くらいでエンストする故障が発生。
その他
スズキが車体やハンドリングを熟成させることなく放棄してしまったバイクで、ある程度バイク歴がある人向き。おなじスズキのリッターツインである、SVやVstormと比較するとじゃじゃ馬です。
初心者では、エンストして、高いシート高のため立ちごけするか、直線で開けるしか楽しめないかも。
ベテランでも、どう乗りこなすかに意欲がわかない人は、すぐに飽きるかも。

好き嫌いがすごくはっきり分かれるバイクだと思います。ある人はよく曲がり、走ると評価しても別の人にとっては全然曲がらないと評価する可能性大です。
だから、万人向けではないということで70点という評価です。
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