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我ら素人ライダーのインプレッション

DUCATI 749R (749cc)
総合評価 : 90 点
年 式 2005 年
走行距離 8,000 km
燃 費 街乗り 15 km/リッター
ツーリング 17 km/リッター
長所
  • 圧倒的な運動性能。リーンや切り返しへの反応やコーナーでの旋回力は、 以前乗っていた国産600ccレプリカより車重があるにもかかわらず、速くて軽く感じる程です。
  • 中〜高速度域での加速感。5千〜1万回転超の加速は鋭いのに滑らかで、体感する以上に加速していく、独特な味わいです。
  • 標準装備する高級パーツ。バックトルクリミッターやラジアルマウントブレーキなど、申し分ありません。個人的には、前後オーリンズサスによるしなやかな足回りが気に入っています。
  • 大容量タンク。他のSBKと比べ、749Rは大型のタンクを使用しているので、航続距離をより長く取れます。
  • 造形美と存在感。独特なフォルムは眺めていても楽しく、駐車中に話しかけられることも増え、所有感もあります。
短所
  • 発進〜極低速域での取扱。高比率ギヤと低速で粘らない高回転型エンジンに乾式クラッチを使用する為、発進時は常に繊細な操作が必要です。慣れないと坂道発進など苦労します。また、交差点など極低速(3千回転以下)になるノッキングをはじめるするので、注意が必要です。
  • 突然のエンスト。超高回転型エンジンの為か、Nポジションでいきなり停止することがあり、交差点等で起こると焦ります。
  • 積載能力。1人乗専用とはいえ、荷物は全く積めません。
     車検証や車載工具すら、ポーチ等を使って持つ必要があります。
  • 前照灯。最近のバイクの中ではやや暗く、照射範囲が狭い感じです。
  • チェーン清掃。レーサーなら本来外して行うのでしょうが、
     チェーンの見える範囲が狭く、そのままでは苦労します。
  • きつい前傾姿勢。国産レプリカ等と比べると、結構きついです。
  • エンジン放熱。夏場などは特にきついので皮パン等必須です。
  • リアブレーキ。ノーマルの効きがかなり甘めです。
     ペダルが分離していて踏み込み難く、慣れ或いは交換が必要です。
故障,トラブル
シリンダーヘッドからのオイル洩れ。締め直しで解決。
クーラント液洩れ。ラジエター付近から3回発生、まだ究明中。
その他
まず最初に、ピュアレーサーとして割り切る覚悟が要ります。
積載性や前傾姿勢など国産レプリカの比になりませんし、また発進・低速操作がシビアなので街乗りには全く向きません。勿論、慣れれば普通に走れますが、渋滞の辛さには絶句しそうです。

でも、峠やサーキットでコーナーを駆け抜ける時、その苦労を忘れさせてくれる程、最高に楽しいです。
私のような普通の腕前では遊ばれているようなもので、国産に乗った方が速く走れるかもしれません。

上述の通り苦労する点も多いのですが、でも、ちょっとずつ乗れるようになる楽しさと、所有する喜びを与えてくれて、大変満足しています。

評価は、100点から、渋滞での苦労分を5点、下手でまだ乗りこなせていない分を5点 引いています。
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