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我ら素人ライダーのインプレッション

がる
DUCATI 400SS FF ('97) ... 400cc
総合評価 : 100 点
年 式 1997 年
走行距離 1,000 km
燃 費 街乗り 16 km/リッター
ツーリング 18 km/リッター
長所
  •  一昔前のデザインながら、実にイタリアらしい雰囲気に満ちています。
     本能に届く美観があるようで、青年たちが声を上げます。車庫が華やかに見えます。
  •  ノーマルですが、排気音は大きいです。
     特に温まっている時はドカサウンドがとてもでかく、市街地で回そうと思わないです。
  •  慣れるまで交差点でハンドルが足らず斜めに突っ込みそうになりました。
     全身で曲がらないと曲がらないです。
  •  品質感がとても良く、溶接、塗装、ものづくりはとても素晴らしいと思います。
     手工芸品みたいです。
  •  流しに行くとライダーの方々に声をかけられます。
    一緒に走ると欲しがられます。
  •  コーナーがものすごく楽しい!バイクが「こう走りなよ、そうしないと曲がんないぞ」とか「ここでアクセル開けないと起きないよ」とか明確に教えてくれて先生のようです。
     しかしねじ伏せる走り方は拒否されます。慣れるとスラロームがうまくなります。
  •  タイアが温まると、コマのようなハンドリングになります。
     その場でクリクリ回るような、フロントが切れるとリアが逆に切れるような地球ゴマのようで、その状態でワインディングに入ると意のままのラインで走れます。(荷重移動は必須ですが…)
  •  ブレーキが予想を超えた次元で効きます。(車重が軽いから?)
短所
  •  維持費はDUCATIスーパーバイクと変わらないです。
     自分でできる人はサイフにやさしいと思います。
  •  400なのでコーナー以外はそれなりの速さです。
     100kph以上はつらいかも。加速のよさで補っています。(ワインディング専用マシン?)
  •  ライポジがとっても前傾なので、身体に前傾的なクセがつきます。
     ツーリング向きではないようです。
  •  燃料がハイオク指定です。
     間違えてレギュラー入れたらノッキングでスナッチして過酷でした。
  •  クラッチが重いです。
     慣れてきましたが、それでも渋滞は厳しいです。
  •  転ぶとカウル→レバー→ステップの順で傷がつきます。
     コケるとものすごく心が痛みます。
  •  ハンドルの切れ角がとても狭いので極低速はバンク併用です。
     狭い交差点やターンは厳しいです。路面が悪いときには押してターンがコケなくていいです。
  •  3000回転以下がスナッチ気味で、ソーッとスロットルいじっても厳しいです。
故障,トラブル
ニュートラルスイッチがついたりつかなかったりしますが、DUCATI的なニュートラルの出し方をすると大丈夫なようです。
(トラブルではなく車種個性かも)
その他
とっても個性的なバイクです。人生に個性的な輝きを求める方にはオススメです。
「乗って楽しい、操って楽しい、バイクってなんて楽しんだろう!」と心から思えます。
400だから、という比較論が思いつかないバイクです。速さで選ぶと厳しいかわりに楽しさを得られます。
市街地での使い勝手の厳しさは、コントロール重視ゆえの割り切りとはっきり理解できます。

きっとDUCATIそのものがバイクが好きの集まりなんでしょうね、速さとか結果からものを見ておらず、作りたいバイクを作ったらこうなった、という人間的な匂いを感じます。
気になったら乗ってみることをおすすめします。きっと少年の笑顔でコーナーリングしていることでしょう!
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