ISSAY |
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VESPA |
VESPA 100 |
総合評価 : 80 点 |
年 式 |
不明 |
走行距離 |
15,000 km |
燃 費 |
街乗り |
30 km/リッター |
ツーリング |
30 km/リッター |
長所 |
- 田舎道から都会のビル街まで、どんなシーンにも溶け込むデザイン。
- 少々傷が入り、錆びても味になる鉄製ボディ。いざとなれば板金で治せる。
- 国産スクーターには真似できない、存在感。
- 低速から高速域(ノーマル車で最高速は約80km/h。かなりの全開走行区間が必要。だいたい70km/hくらいはすぐでる。)までフラットでトルクフルなエンジン特性。
- ベルトではなくギヤドライブなのでエンジン自体は耐久性が良く丈夫。
- スペアタイヤが付いている。前後タイヤサイズが同じでホイールも共通なので丸ごとローテーション可能。
- 二人乗りしても、一人のときとの変化が感じられない。
- 数多い欠点も、オーナーによっては長所になる!
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短所 |
- 混合給油なのでガソリンを入れる度にエンジンオイルを計量して入れなければなりません。
- 灯火類が貧弱(6Vです。バッテリーはついていません)で、ウインカーはハンドルエンドに付いてるのみなので、視認性は極度に悪いと思われます。また、スピードメーターには照明はついていませんので、夜間はまっくらです。
- 底突きするサスペンション。特に下り坂で、フロントをかけるとガッツンときます。
ちなみにフロントブレーキは普段でもかけるとダンパーが付いてないのかと思うほど、浮き沈みします。最初は不快でしたが、慣れてしまいました。
- 加速は50ccのおばちゃんにも負けます。高速の伸びでは勝ちます。
- ボディの塗装は見えにくいところは手抜きされているようです。
例えばレッグカウル?の内側など。艶消し状態です。
- 長所でもあるスペアタイヤはパンクしても安心かと思いきや、リヤタイヤの場合、車体を持ち上げて支えることができないと、交換できません!
パンクしたらGSでジャッキを貸してもらうか、いざとなれば地面に傷防止のため服や鞄で保護して横倒しにすればできるかも。(まだパンクはしたことがないのですが、タイヤローテーションの際、そう思いました)
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故障,トラブル |
- 1500km走行時、電装系に不具合がでました。(クレーム修理)
- 12000km走行時でマフラーを2回交換しました。1回目はエキパイとチャンバーの
- 連結部が割れました。2回目はカーボンが溜って寿命のため。
- 13000kmあたりでクラッチケーブルがきれました。
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その他 |
一般的な国産スクーターと比べると、短所だらけですが、それがベスパの醍醐味でもあると思います。スクーターの形をしていますが、変速はマニュアルです。ちゃんとクラッチ操作しなければいけません。
VESPA 100は3速ワイドレシオです(50ccのは4速です)。急なのぼり坂などではもっと間にギヤが欲しいと思ってしまいます。3速ではエンジンが回らなくなるし、2速に落とすと、回転が上がり過ぎてどっちつかずな感じです。
通常のバイクのように左手のレバーを握ってクラッチをにきり、その手でグリップを上下にまわし変速します。リアブレーキも右足でかけます。停車の際、ギヤを入れたまま止まると、ギヤを変えられません。止まる前に1速かニュートラルに入れます。ちなみにニュートラルからは停車中でもギヤを入れることができます。(あたりまえか)
バッテリーがないので、セルもついてませんが、よけいなものが付いてないという感じで潔さを感じます。ちなみにメインスイッチもありません。
VESPAは、一見おしゃれでかわいいらしい姿をしていますが、かなりワイルドな乗り物です。外見だけで乗ろうと思う人は失望するかもしれません。しかし乗る人の個性が出せて自分だけの相棒になってくます。モッズなどのスタイルもありますが、私自身は「さりげなく」という感じで、あまり決まったスタイルにこだわらず、好きなように乗っています。 |