デルデル |
 |
Harley-Davidson |
XLH883 |
総合評価 : 70 点 |
年 式 |
2003年 |
走行距離 |
− km |
燃 費 |
街乗り |
− km/リッター |
ツーリング |
− km/リッター |
長所 |
- 2003年式はキャブ車最終、騒音規制強化前なので、どノーマルでもエンジン音が良い。
最小排気量でも「ハーレーに乗ってる」って気分をちゃんと味わえる。
- リジットマウントなので、振動が車体全体に伝わり、これも上記同様「ハーレーに乗ってる」って気分になる。
車体全体が揺れてる様は、乗らずに見てても面白い。
- ガソリンの匂いなのかオイルの匂いなのか、エンジンを掛けると発せられる独特の匂いがこれまた「ハーレーだなぁ」と思わせてくれる。
(試乗車でも匂っていたので、自分の883が故障していた訳ではないはず)
- 最小排気量と言っても、街中で乗る分には加速に不満は無い。
(ソロツーリング時に限りますが)
- 個人的に、ライディングポジションが楽(当方身長176cmです)。
- 有名だけど、60〜80km/hで流している時が最高に気持ち良い。
どこまでもこのペースで走りたくなる。
|
短所 |
- 重いので走ってない時の取り回しが結構キツイ。 あとは制動時に重さを痛感する。
ブレーキの掛け方以前に車重が制動に悪影響を与えている。当たり前の話だけど。
- クラッチレバーも結構重い(成人男性なら余裕で慣れるとは思いますが)。
- やはり排気量の割には速度が出ない。
エンジン性能もその辺で頭打ちっぽいけど、それ以上に振動で車体がバラバラになりそうな気がして、とてもそれ以上アクセルを開けていられない。
低速域では楽しいリジットマウントが、高速域ではとにかく辛くなってしまう。
- ウィンカーの操作性の悪さ。
- 左右別々であること。
- ウィンカーキャンセルが効いて欲しいときに効かず、効いて欲しくない時に効いたりする。具体的に言うと、交差点を曲がった後、自分でウィンカースイッチを押してキャンセルしようとする直前にウィンカーキャンセルが作動して、結果もう一回ウィンカーを作動させてしまうなど。
- 盗難が心配で気軽に駐輪できない。
気を抜けないって点ではメリットとも捉えられますが、自分は疲れました。
- 暖機に時間が掛かる。
|
故障,トラブル |
- 購入後半年でベルトが切れた。ベルト交換が工賃込みで7万円ぐらい掛かった。
- エンジンが掛かっている状態だと停止時にギアがニュートラルに入らず、1速に入れている状態でクラッチを目いっぱい握って停車していても車体が前に進もうとした。
ベルト交換をして貰った際に、お店の人にクラッチワイヤーが弛んでることを指摘された。
弛みを無くしたら、停車時に余裕でニュートラル入れられるようになったし、停車時に車体が進もうとすることも無くなった。
シフトチェンジも嘘みたいに軽くなった。
要するに整備不良だったようです。小銭をケチって安い個体を通販で買ったことが間違いでした。
(車体を購入した店とベルト交換して貰った店は別です)
|
その他 |
250ccと一緒に街乗りをすると車重に不満を感じ、W650と高速に乗った時には馬力の無さに不満を感じてしまいました。
(W6には出足も最高速も余裕で負ける。ネット上で「良い勝負」とか「883の方が速い」とか言う意見を見掛けるけど、そんなこと言ってる人達は本当に883を所有したことがあるのか疑問。もちろん私はノーマル車を前提としてます)
ハーレー乗りがハーレー乗りとばかりつるむ所以ってのは上記にあるのかなぁと思います。
快適な速度域、楽しい乗り方ってのはジャンルによって当然違うんだけど、
それにしてもハーレーと楽しみが重なる他車種はなかなか無いのかなと。
でも郊外の下道を適度な速度で流すことにかけては、883ほど楽しい二輪は無いと思います。
ビッグツインよりも絶対楽しいです。
故あって手放してしまいましたが、また乗りたいと思わせてくれる車種でした。
現行モデルはFI、ラバーマウントということで、始動性は良いだろうし、高速域での振動も少ないだろうし、快適に乗るという点では進化していると思います。
それでもまた883を買うことになったら2003年式を探すであろう自分がいます。
|