I'm Rider
 I'm Rider >> Garage >> 我ら素人ライダーのインプレッション >> Over750cc >> TRIUMPH

我ら素人ライダーのインプレッション

DAI
TRIUMPH T595 Daytona (955cc)
総合評価 : 90 点
年 式 1997 年
走行距離 22,000 km
燃 費 街乗り 10〜12 km/リッター
ツーリング 12〜13 km/リッター
長所
  • 水冷並列3気筒という、このメーカー独特のエンジンからくるフィーリング。簡単にいうと、2気筒と4気筒のいいとこ取り。
    2気筒ほど強すぎないが、自己主張のしっかりあるトルク感が低回転から感じられる。高回転になると、4気筒よりは鼓動感を残しつつ、滑らかにのびていく。
    どの回転域からでも、スロットルを開けた分だけ前に出てくれる感じがする。
    外車にありがちな、低速で走り続けると(いろんな意味で)つらくなる感じが、あまり感じられない。もちろん高速で走るのが苦手というわけではないが。

  • このメーカーでは、このモデルから始まったインジェクションがまた秀逸。
    DUCATIの様に社外マフラーに交換した際にプログラムが変更できるのだが、ロムチップやコンピュータユニットを交換せずに、専用ツールによるダウンロードによりソフトのみを書き換えることができる。
    また、不定期だがこのソフト(純正/社外マフラー様ともに)は最新バージョンがディーラーに配布されるので、アップグレードができる。
    このソフト/コンピュータには、自己診断機能がついているので、異常があった場合はインジケータで知らせてくれる。その際はディーラーで調べると何の異常が出たかが記録されている。4輪のアメ車みたい)

  • 日本製部品を多用しているせいかどうか分からんが、けっこう気兼ねなく国産車感覚で乗れるところ。
    特に大きなトラブル/欠陥もなく、定期的な整備で乗り続けられる気がする。
    やる事やらずに壊れるのは、国産でも同じだし。
    以前乗っていた某イタリア車よりは、圧倒的に維持コストが安い!

  • 外車ではお約束ですが、日本車にない独特のデザインも良い。
    まずデザインありきのイタリア車と、機能性重視(の気がする)ドイツ車の、中間をいく感じかな。
短所
  • 防風効果が高いフルカウルなのでしょうがないが、夏場や渋滞などは熱がこもりやすい。国産でもっと熱い思いもした事があるので、我慢できるかな。
  • 欧米人体型に合わせてあるようで(当たり前か)、車格が大柄なほう。
    この年式以前のモデル(キャブレター車)はもっと大きかったので、随分小さく・軽くしたつもりなんだろう。あくまで最新国産スーパースポーツと比べて、だけど。
  • 走り始めると国産とは比べ物にならない低回転からの豊かなトルク感で、ゆったり乗れる。何より慣れの問題だと思う。
  • 燃費が意外と悪いかな。
故障,トラブル
ヨーロッパでは、クレーム・トラブルの少なさが売りというだけあって、少ない。
マイナートラブルが出ても、コンピュータソフトのアップグレードで解決されている事が多いらしい。

このフレームの車両は、フレームとハンドル廻りの結合部ベアリングが、弱点らしく、走行距離が伸びてくるとガタが出やすいらしい。
自分の車両も10000kmごろでガタが出た。きちんと交換すれば特に問題ない。その後は好調そのもの。
その他
TRIUMPHってマイナー車に属するらしいですが、乗るとけっこう味があって良いもんです。 乗り続けると良さが出るような・・・するめみたいなバイク?
でも年配の人に古いモデルと勘違いされるのがねぇ。 実物見せるとびっくりされる。(「日本車みたいだねえ」)
top


I'm Rider