のざる |
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BMW |
R1150GS |
総合評価 : 100 点 |
年 式 |
1999 年 |
走行距離 |
37,000 km |
燃 費 |
街乗り |
16 km/リッター |
ツーリング |
18〜22 km/リッター |
長所 |
- テレレバー+パラレバーの足回りによりブレーキング時のピッチングモーションが少ないので長距離を走っても疲れにくい。
- 同上の足回りと水平対抗エンジンによる低重心・ヤジロベー効果により、コーナリング中の安定感は抜群に良い。コーナリング中のライン変更も容易。
- 前後ABS(アンチロックフ゛レーキシステム)が付いているので、路面状況に関係なく気軽にフルブレーキングできる。(ABSの解除も可)
- 走行感覚は正に空飛ぶ絨毯といった感じで国産スーパースポーツのような緊張感は一切無い。よって、本人は平然と流して走っているつもりでも周りからは狂気の沙汰とみられる。
- オプションのトップケースとパニアケースを着けるとたくさんの荷物が積めて、しかも雨にも濡れない。
- リアシートを外すとフラットで巨大な積載スペースが出来る。
- リアシート下にはトレー付きの工具ケースがあり、この工具も緊急用としては意外に使える物が揃っている。
- オプションのグリップヒーター装着で冬でもポカポカ。
- シャフトドライブなのでメンテが楽。(定期的にオイル交換するだけ。)
- 2名乗車時のドライビングフィールの変化が少ない。
- 出っ張ったエンジンがガードになり足を守ってくれるし、立ちゴケしてもエンジンが突っかえ棒の役目をしてくれてバイクの下敷きにならずに済む。
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短所 |
- ビッグオフの名前からは道無き道を行けそうな気がするが、フラットなダート以外は余程の腕前の持ち主で無い限りそこそこしか走れない。
- 装備重量は250kgオーバー(オイル規定量+ガソリン満タン)なので、取り回しはそれなりに重い。
- 大柄な車体構成はどう見ても身長170cm以上専用設計。
- ヘッドライトのロービームがプロジェクター方式なので照射範囲外は真っ暗に成るためとても暗く感じる。(フォグランプを追加している人多数)
- 110/80R19(F),150/70R17というタイヤサイズは選択肢が少ない。
- 国産スーパースポーツのようなパワーは無い。しかし、全域でフラットなトルク特性で非常に扱い易い。
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故障,トラブル |
- エンジンオイル注入口のパッキンの寿命が短いようで、5000km位走るとオイルが滲んでくる。
- ミッションの慣らし運転が終わるまで4速→5速へ適当にシフトアップするとギア抜けする事が多かった。丁寧なシフトチャンジを行えば発生しない。
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その他 |
- その容姿から、仲間内では「悪魔のガチョウ」と呼ばれている。(45リッタータンクに換装した友人のバイクは「走るオマル」と呼ばれている)
- 慣らし運転が10000km必要で、30000km以上で本調子になると聞いたときには気が遠くなった。
- すり抜けは出っ張ったエンジンが縁石の上を抜けてくれて、ハンドルは乗用車のミラーの上を通るので見た目以上にやり易い。しかし、パニアケース装着時には車幅が1m位になるので要注意。
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