よっち |
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Harley-Davidson |
Buell XB12Ss |
総合評価 : 80点 |
年 式 |
2008年 |
走行距離 |
8,000 km |
燃 費 |
街乗り |
16〜17 km/リッター |
ツーリング |
19〜22 km/リッター |
長所 |
- 歯切れのいい鼓動感、TC88ビッグツインより気分が良い。
- 他社ツインによくある低速のギクシャク感もまったく無い。それでいて極低速から力強く、振動で手が痺れる事も無し。
- マイルドに調整してある足回りはクイック過ぎることもない。峠をかなりのペースで攻めても破綻しないし、ゆっくりと走っても乗り心地は良好。
- 独特のスタイルと停車後の電動ファンの音もあってか、駐車場に止めたとたんいっせいに注目される(結構恥ずかしい・・・・)。
- 燃費は1200もある割りに結構良好な部類か。
- 真冬はシリンダーとフレームからの熱で股間ポカポカ寒さ知らず。
- 頑丈なベルトはメンテナンス要らずで本当に助かります。汚れも少ないし。
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短所 |
- 構造上の問題で致し方ないが、太ももの裏側から吹き出る排気熱はやはり凄まじい。真夏はガニマタで走らないと低温火傷します。股火鉢、股間ヒーターと陰口言われ放題。
- 人間は平気な振動だが、ボルト類は結構緩む。2ヶ月に1回は全てのネジ類をチェックするが、とんでもない所が緩んでいる事があるので注意が必要。
- アイドリング時の音はまるで耕運機か農業用ディーゼルエンジンみたい。
低速からガバッと開けると「バルルルッ」とアメリカンV8みたいな音がするから許せるけど。
- 納車からしばらくの間、シート金具が硬くて外すのに難儀した。
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故障,トラブル |
- ・クラッチワイヤーの取付け金具が折れる(後日リコールが出ていた)。
- ・ホーンが突然「カンカンカン」とメーターバイザーに当たリ始めた。
原因は取り付けステーのネジが緩んだだけ。
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その他 |
今まで数十台乗り継ぎましたが、その中でも一番楽しいバイクです。
他のヨーロッパ製バイクも魅力的ですが、ビューエルは社長のエリックが考えた設計思想がそのままの状態で具現化されています。日本でこんなバイクを作る事はもちろん、アイデアを出したとたん潰されるのがオチでしょう。
しかし現在のモトGPマシンはまるでエリックの思想を追いかけているかのような進化をしています。軽く小さくて振り回しやすいし、峠やサーキットを激走しても安全に楽しめる。街中をジーンズとカジュアルなスタイルで乗っても似合ってしまう。 こんなバイクはなかなかありません。
ビューエルが街中にたくさん出回っては面白くありませんので、皆さん絶対に買わないで下さい(笑) |