ミーシャ |
 |
Kawasaki |
ZR-7(738cc) |
総合評価 : 90 点 |
年 式 |
1999 年 |
走行距離 |
61,000 km |
燃 費 |
街乗り |
17 km/リッター |
ツーリング |
21 km/リッター |
長所 |
- 大型バイクに属していながら、250や400ccクラスからの乗換えでほとんど違和感なく乗りこなせる圧倒的な乗りやすさ。
- 22リットルの大容量燃料タンクで航続距離はツーリングなら軽く400kmは無給油で走行可能。
- スペック上では中途半端な73馬力(後に72馬力、67馬力と規制によってダウンしてしまうが・・・)だが過不足なく、速度リミッターまで車速が伸びていく走行性能。
- ライダーが無茶をしなければ、過度のストレスもプレッシャーも与えない従順で万能なスポーツネイキッド。
- エンジンオイルはじめ、不可欠なメンテさえ怠らなければ、走行距離6万キロを超えてもトラブルもなく、目立ったパワーダウンもない丈夫なマシン。
- 燃費もよく、ガソリン高騰にも負けないエコバイク。
|
短所 |
- 使い勝手こそゼファー750を上回ると確信しているが、雰囲気を含め、存在意義いわゆる「住み分け」が未確立で、結果的には消えていく運命になった。(つまりは不人気車)
- したがって、リセールバリューは期待できない。
- 現行のZ750やER−6n、他社の600-750ccの同カテゴリーに属するマシンにも言えることだが、片押し2ポットキャリパーではストッピングパワーに不満はないが、制動力が粗く、4ポットが欲しくなる。(私はブレンボ4ポットに変更済み)
- 素人の私でもワインデリングで攻めると、フロントサスが走りについていけなくなってくるし、リアは流れる傾向がある。フロントはフォークオイルを15Gに、リアは1クリック調整すれば解決した。(月刊オートバイの宮崎さんのインプレ通リにしました)
- ハンドル周りの振動が購入当初は気になったが、そのうち「味」ということで片付けられる。ただしミラーは振動で見えにくい上、付け根の位置がシンメトリー(左右対称)でなく、冬場、厚着するとミラーには自身の腕が大半移ってしまう。タナックス製「ナポレオン2」ミラーをステー延長(片側2つ)し装着すると実用的なミラーとなる。(ただし、付けたまま駐車していると、カバーの有無にかかわらず盗まれやすいので、長時間離れる際は外して、シート下に収納するが吉です。
|
故障、トラブル |
新車で購入当初、タンデムステップのボルトが緩く、取れそうになっていたことやエンジンを回すと、メーターランプが切れてしまったりはしたが、増し締めやLEDに変更することで解決。基本的には丈夫なバイク。
|
その他 |
環境規制によって滅びつつある空冷エンジンには、飛ばさなくても心地いい雰囲気があり、バイクそのものもSSのように、速く走らなければならない変な使命感もなく、雨天や炎天下、寒さで身体が凍えたり、疲労で眠気が襲ってくるような状況(・・・休憩しないといけないけれど)
でも安心、安全でライダーを目的地に誘ってくれる優秀なバイクです。生産は終了してしまっていますが、価格も比較的安価なので、オーバーリッターにこだわらないネイキッドファンの方は一度お試しになられてはいかがでしょうか? |