FZ-A |
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Kawasaki |
Versys(排気量650cc) |
総合評価 : 95点 |
年 式 |
2007年 |
走行距離 |
3,100 km |
燃 費 |
街乗り |
15〜18 km/リッター |
ツーリング |
22〜 28 km/リッター |
長所 |
- 良く効くフロントブレーキ。コントロ−ラブルは嘘ではない。
- 座面が広く程よい固さのシート。長時間のライディング、ツーリングともにお尻が痛くならない。
- スタイルやフロントマスクは好みが分かれますが、個人的には好みです。
- 乗りやすいポジション、ほぼ直立であるが、高速走行時は前傾姿勢でも可。シールドもノーマルで一番上の位置に付けるとそこそこ効果はあります。
- 多少の横風にびくともしない、直進安定性。マフラーが下にマウントされていて、重心位置は見た目より低く安定している。KLE400からの乗り換えであるが、この点が乗り換え直後に一番感動しました。
- 低速でも以外と粘る並列2気筒エンジン。慣れればジムカーナのコースを1,2速でも半クラなしでクリアできます。
- 3〜4千回転まででの2気筒特有のパルス感を味わえる。
- 5千回転あたりでの高速道路巡航が燃費としては良い値をだします。高速道路でも車の流れに合わせるのも、追い抜きもパワー不足を感じません。
- 6〜9千回転は加速もより鋭く感じて面白いのですが、反面に燃費は一気に悪くなります。
- 良好な始動性、冬でもセル一発始動。
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短所 |
- ER-6n,6fにはある荷懸けフックすらない積載性のなさ。
後付でもキャリア等何かあったほうがよいです。
- 4千回転付近でのカウルのビビリ。ライトハウスとメータパネル間に厚めのウレタンパッドを
挿入することで概ね解決できますが、それでもカウルのビビリが残る場合があり。この場合、試行錯誤で左右カウルの内側にウレタンパッドを貼り付けして解決。
- 3千回転で、極まれに発生するエンジンの失火。(メーカにSHOP経由で問い合わせると「その回転域では息継ぎする傾向のあるエンジンです(大意)」という回答でした??)
- 固いリヤサス(慎重168cm体重70kgですが、ノーマルでは両足先つま先立ちでした。ほとんど沈む感覚が最初はなし、距離を乗り込んでいくと段々となじんで柔らかくなってくるようです。
- マイナー車のため知名度のなさ。カワサキ系でないSHOPに行くと「これなんていうバイクですか?」「カワサキさんの新車ですか?」と聞かれることは多々あり、ツーリング先で同型車に出会う確率は非常に低い。ほぼ絶無。
- 不人気車ゆえ仕方がないとはいえ、国内でアフターパーツの入手が大変(^^;
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故障,トラブル |
短所で書いたカウルのビビリぐらい。3千回転でのエンジンの失火は極まれであり、発生条件が特定できず。気になるかどうかは個人差もあるかと思われる。
上記以外深刻なトラブルなし。 |
その他 |
大型免許取得後の初の大型車で、KLE400からの乗り換えでしたが、400ccでの不満を一気に解消できるパワーと乗りやすさで。大型初心者の人に御奨めで、個人的にも満足しています。
といっても国内販売は中止されてしまいましたが、走行距離の少ない中古車や08在庫車はお買い得と思います。アフターパーツはER6系が流用可能。
リアサスはナイトロンに換装しました。その際10mmダウンとし足つき性もよくなり、硬さの調整範囲も増えてより乗りやすくなりました。シールドはMRAのツーリングスクリーンが横風の外乱も少なく、雨の日のライディングも楽になりました。
エンジンガードはメーカ純正でも付けておくとタチゴケを含む転倒時にダメージを減らせます。積載性がノーマル状態では難ですが、GIVIやVenturaのラックを付ければ、
サイドバーニア叉はトップケースで何とかなるので、ツーリングから街乗りまでなんでもOKなバイクと思います。カワサキさん(ブライトさん?)には、国内販売の再開を希望します(2009年7月現在)。 |