ジョニー・ジョー |
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Kawasaki |
ZXR400 |
総合評価 : 90 点 |
年 式 |
1991 年 |
走行距離 |
4,800 km |
燃 費 |
街乗り |
20 km/リッター |
ツーリング |
21 km/リッター |
長所 |
初めてのバイクだったNinja250(2013年式)からの乗り換えですので、それとの比較になります。
- 大きな車体に見える割に、跨ってみると意外にコンパクト。
足つきはNinja250と同等かそれ以上(身長178cm)。
重量感もほとんど変わりません。
- 公道でルールを守って走る分には十分すぎるパワー。
使い切ろうとしたら法定速度なんて当然オーバーします。
自分はこれに乗って、大型バイクに憧れるのはもうやめようと思いました。
低回転時のトルク不足も私は感じません。
巷で言われる400cc以下4気筒車トルクスカスカ説は、少なくともZXRには当てはまらないと思います。
- この時代にはまだ珍しかったであろうブラック塗装のアルミツインスパーフレームがシブい。
- ほどよくやる気にさせてくれる前傾姿勢。
400レプリカの中では若干フレンドリーな方だと思います。
- 私の個体だけかもしれませんが、30年近く前のバイクなのに、始動性はそれほど悪くありません。
調子がよければ冬でもチョークなしで始動します(2018年12月現在)。
- K-BATL、いい仕事します。今で言うスリッパークラッチですね。
ブリッピングをサボってラフにシフトダウンしても穏やかにエンブレがかかります。
近年Ninja250に搭載されたことで話題になってますが、この時代に既にこんな機構あったんだなー。
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短所 |
- メーカー推奨値のアイドリング回転数だと、アイドリング時の電圧が低すぎる(11V台ぐらいしかない)ので、現代的な電装品(ETC、グリップヒーターなど)の動作が少し心配。
走行中はしっかり14V以上出ているので、走行中なら問題ないとは思いますが…。
- 純正マフラーだと、回さなければ排気音は意外と静かだが、高速巡航してると結構うるさい。
トンネルに入ると自分のバイクの排気音が響き渡ってちょっと恥ずかしい。
純正でコレだから、小心者の私は社外マフラーに変えることはないと思います。
- アイドリング時〜低回転時のエンジン音は結構ガサツで鈍くさい感じがする。
- Ninja250と比較して、確かに少し曲がりにくい気がする。曲げ方を変える必要がある。
以下は、ZXR400に限らずレーサーレプリカの短所です。
- ハンドルのキレ角が狭いので、そういう意味での取り回しは悪い。
車重が軽いのせめてもの救い。
- フレンドリーな方とは言ったが、やはりはっきりとした前傾姿勢なので、走行開始15分ほどで掌が、25分経過した頃から背中が、30分経過した頃から腰が痛くなってくる。
ある程度慣れるかもしれないが、快適ツーリングを期待してよいマシンではないのは確か。
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故障,トラブル |
30年前のバイク(2018年現在)とは信じられないぐらい調子いいです。
○ー鑑定車は伊達じゃない(笑)
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その他 |
優等生フルカウルSS風バイクであるNinja250からの乗り換えです。
FIやABS、現代のバイクなら当然の装備がない時代のバイクへの乗り換えだったので、かなりの不安がありましたが、30年前のバイクでもきっちり調整・整備が行き届いていれば意外と大丈夫なんだなというのが今のところの感想です。
Ninja250、本当に評判通りの優等生バイクでしたが、高速巡航時のパワー不足、なんちゃってセパハン前傾姿勢が肌に合わず、どうせ趣味で乗るのだから、もっと本気度を感じられるキャラの立ったバイクに乗りたいと思い、ZXR400にたどり着きました。
まだまだ乗りこなせていませんが、跨って走っていると、80〜90年代の、バイク業界のみならず日本社会が乗りに乗っていた時代の雰囲気が伝わってくるようで、本当に楽しいバイクです。
部品供給が少しでも長く続くことを祈りつつ、大事に維持していきたいと思います。
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