tacco |
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Kawasaki |
GPZ400R 400cc |
総合評価 : 85点 |
年 式 |
1987 年 |
走行距離 |
40,000 km |
燃 費 |
街乗り |
15 km/リッター |
ツーリング |
18〜20 km/リッター |
長所 |
- なんと言っても前後16インチ(タイヤ)。ロングホイールベースで車重200kg近いのに、都内のすり抜け等には取り回し最高!しかもバイアスタイヤなので安い!!
- 40000km近く走っていてもこの燃費の良さ。
- やっぱし、良くも悪くもカワサキサウンド(with ヨシムラ サイクロン)。人それぞれでしょーが、メカノイズとカワサキサウンドのコラボレーションはハマります(?)。
- フル装備のスイッチ類。(ポジション&ライトスイッチ、ハザード等々)
- 18リッターの大容量タンク。高速道路だけなら満タンで300km以上は安心して走れます。(ホントにレプリカか?)
- バーハンorアップハンなら、お腹の出っ張った方でも安心(?)。
- ほとんど役に立たない電圧計。(ある、という部分だけで長所)
- 2stからの転向でもあまり差異が認められないピーキーな出力特性。なーぜーか、高回転域は気持ちよく回り、低回転域はモタつきます(走行距離のせいかも)。
- 中古で頂いた車両ですが、2年近く毎日乗っていても壊れません。消耗品代(交換したのがオイル・エレメント・前後ブレーキパッド・タイヤ前後・チェーン・スプロケ前後のみ)だけ、低ランニングコストでの運用可。
- 当時の人気車種なので、中古パーツが充実。壊れても安価でカンタンにパーツが手に入ります(2003年10月現在)。
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短所 |
- 良くも悪くも前後16インチ(タイヤ)。高速でのコーナリングは暴れる可能性あり。低速でのコーナリングではハンドルが内側に入り込もうとします。
昨今の17インチタイヤに慣れた人には多少、恐怖感があるかも。ただ、16インチの機動性に慣れてしまうとハマります。
「やう゛ぁい」です。17インチが野暮ったく感じます。
- バイアスタイヤ唯一のハイグリップ(?)、TT900のラインナップからリアタイヤが外された。(T.T)
- やはり重い。とっても重い。泣けるほど重い(乾燥重量で176kg、各種オイル・ガソリン等で200kg近い)。
もしアナタが自分をカヨワイ女性(男性でもいいけど)だと思うなら、選んではイケナイ400ccワースト10に入るのでは?
でも、気合と根性でどうにかならない部類ではないと思われます。
- 止まらないブレーキ。車重200kg近いのに1pod(年式によっては2pod)キャリパーって・・・。
フロントはダブルディスクなのに、まったくもって止まりません。(良い捕らえ方をすれば、コントロール性に・・・優れてないかも(TT))
- 良くも悪くもカワサキサウンド。メカノイズは悩んではいけません。悩み始めると、夜も眠れなくなります(実体験)。
- 冬場でも電動ファンが回るほどの熱量。このエンジンの熱さはハンパじゃありません(オレのバイクの冷却系がおかしいだけかも)。
ちなみに空冷ではありません。念のため。
- 3000rpm以下のパワーがまったくもってありません。その上、2400rpm付近にトルクの谷あり(D1〜D3の多くののGPZ400Rがその持病を持っているようです)。低回転からの発進には気を使います。
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故障,トラブル |
長短所でも書きましたが、ほとんどありません。
エンジンヘッドカバーのオイル漏れはニジミ程度なら気にしないほうが吉。
なにせカワサキ車ですから。(←この一言で諦めがつくカワサキ車は偉大だと思う)
あと、当たり前ですがチェーンテンション調整時はトルクロッドのナットを緩めるのをお忘れなく。
トルクロッドの交換はリアタイヤを外す必要があるので、えっらい面倒です。
#経験者談。(笑 |
その他 |
本日現在(2003年10月)、中古市場ではとても安価で取引されている車両です。よって、運転練習用とかメンテ練習用にはもってこいではないかと思います。
バイクというのは皆同じと思いますが、乗っている頻度(時間的・距離的)が多いほど調子の良い状態が長続きすると思います。
高い新車を購入して、大事に大事に乗ることも良いとは思いますが、安い中古を購入して、アシ代わりに気楽に乗るのも悪くないと思います。
そういうスタンスで「バイクの操縦」を楽しむワタシにとっては、とても楽しいバイクです。ボロですが。(笑
ただ、このGPZ400Rはイチオシ、ではありません。クセが強くて・・・。(^^;
#そこが、100点満点中85点の理由です。
個人的な、少ない経験からイチオシなバイクを挙げるとすれば、HONDAのCB-1でしょうか。125cc〜1200ccまで何台か乗ってきましたが、東京都内のあらゆるシーン(早朝深夜・渋滞・狭い路地・一通迷路等々)を快適に、思ったとおりにライディング出来たバイクはCB-1でした。
しかし、CB-1というバイクは万人向けであり、個性を最重要視するバイク選びにはイチオシなんて無いかもしれませんし、不満が全くない訳でもありません。
#タンク容量は少ない、ラジエータ容量も少ない、400ccではビミョーに物足りない等々・・・。
現在このCB-1は手元に無いので、インプレッションは後日書かせていただきたいと思いますが、どちらにせよ、ワタシの稚拙な運転技術で東京都内を快適に、スムーズに走るには400cc〜600ccくらいのサイズがベスト、というのが結論(自論)です。
というわけで、現在ワタシはGPZ600Rの程度の良い中古を探しているのですが、ん〜、なかなか回り逢えないですねぇ。(^^; |