山岳飛蝗 |
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Kawasaki |
スーパーシェルパ250 |
総合評価 : 79 点 |
年 式 |
2005年 |
走行距離 |
25,000 km |
燃 費 |
街乗り |
25〜29 km/リッター |
ツーリング |
30〜34 km/リッター |
長所 |
- 何といっても最強クラスの取り回し。
抜群のハンドル切れ角と車重の軽さ、純正ハンドルの幅、両足べったりのシート高は街乗りで重宝。
もちろん林道でも◎。
- 3速から5速を駆使し、50キロから90キロ付近までの加速はDOHCらしい伸びのある加速をする。
決してパンチがあるわけではないが、気持ちの良い味付け。
- 80キロから100キロの高速巡航は振動少なく、ライバル車(セロー225等)と比較して大変楽。
OHC単気筒はここの常用回転数が高く、エンジンにも乗り手にも不安を抱かせるが、このエンジンはまだ余裕がある。
- ロード寄りの味付けを感じる足回り。
フロントに荷重を掛けた走り方に徹すると、ワインディングが楽しい。
- 長距離ツーリングになると途端に上がる燃費。
まずリッター30キロは下回らない。
- 意外と純正流用品がある。
メーターバイザー、ステップ等。費用対効果◎。
- 愛嬌(?)のあるルックス。
尖っているわけでもなく、柔らかすぎず。
尚且つ心臓はMC前のKLXの威信を受け継いでいるところがくすぐられる。
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短所 |
- 街乗りの燃費には不満。
悪いとリッター25キロを下回る。
- エンジン音は少々ガサツ。
タペット打音だと勘違いするくらい大きい。
- 夏場は極端にエンジン温度が上がる。
オイル管理に注意。
- 疲れにくいシートだと思っていたが、沈み込みが深く、膝の曲がりが激しいポジションと相まって△。
- 剥げやすい塗装。
エンジン、ヒールガード周辺。
尚且つ錆びやすい。ボルトのヘッドは特に顕著。
- マイナー車の宿命だと思うが、社外品が圧倒的に少ない。
特にブレーキ回り。マフラーも限られる。
- フロントヘビーな車体、底付き易いフロントサス、軽い段差でもショックが大きいリアサスも相まってスピードレンジが高い林道走行は△。
- DOHC26馬力のスペックに期待していたが、パワーウェイトレシオに劣る現行モデルのCRF等にあっさり加速で抜かれる。
WRに乗り換えたくなった。
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故障,トラブル |
ワンウェイクラッチの異音なし。ヘッドからのオイル漏れは微々たる程度。
シェルパの持病は今のところ出ていない。
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その他 |
絶対性能に惑わされず、気軽にオフ車を手元に置きたい方にはぴったりかもしれません。 |