虎太郎 |
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Kawasaki |
Ninja250R |
総合評価 : 85 点 |
年 式 |
2006 年 |
走行距離 |
30,000 km |
燃 費 |
街乗り |
22 km/リッター |
ツーリング |
35 km/リッター |
長所 |
- 初心者に優しい、オススメと言われてるのは『車重』や『パワー』かと思いきや実はメンテナンス性こそ良く、初心者にうってつけだと思った。
初バイクでしたが、オイル、オイルフィルター、エアクリーナー、プラグなど交換できました。
- 「Ninja250R ○○」と検索すれば、大抵のことは解決します。
ユーザーの多さが、私たち初心者を助けてくれます。
- サイドスタンドのフック? が後ろの方なので、バランスを崩しにくく、出しやすいと感じました。
(CB400SFやビラーゴ250は前よりで、シグナスは後ろよりでした)
- 車体が大きく見えるところ。
知らない人からは「ナナハン?」と、よく聞かれます。
ちなみに、ZX-10R(6R?)と並んでも、こちらの方が大きい(長い)です。
しかし、ツアラーと比べると小さいです。
- バリオスやホーネットと馬力を比較して「おっそ!」と思いがちでしたが、6000rpmを維持して走ると、スタートから5速までは元気に走ります。
時折、車体から引き剥がされそうになりました。
- パーツが豊富です。
私のNinja君は、mixiのコミュで評判が良かった東単のスリップオンに替えてあります。
- クラッチが軽いです。
二本指での操作も、なんのその。
同じ感覚でCB400SFに乗ったら一五分で走れなくなりました。
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短所 |
- 車からの、危ない幅寄せや被せなどに対応できるようなパワーはありません。
大人しく、ブレーキをかけて危機回避するしか手段がないのが、歯痒いです。
- 4000rpmくらいから、振動が激しくなります。
6000rpmになると「これ壊れない!? 突然(エンジンが)爆発とかしないよね!?」と不安になりました。
初めてのバイクだけに、初めは戸惑いました。
- セパハン+カウルだけに、押し歩きは初心者には優しくないです。
また、服がカウルに触れて傷つけないように押さなくてはならず、とても疲れます。
- 純正マフラーは、表面が熱くなりとても危険です。
スリップオンに替えたら、解決しました。
(代わりにヒートガードがなくなり、脛を焼きました)
- また、純正マフラーは、街乗りでの挙動の妨げとなります。
右に倒してはマフラーが車体を地面に引っ張り、左に倒しては外側からのしかかる。
子泣き爺のように感じました。
スリップオンに変えたら、パタパタ寝るようになり、街乗りは発進が良く、ハンドリングが軽くなりました。
- クロスしたミッションのため、低速ではギクシャク……。
繊細なギア比なので、馴れるまでは四苦八苦するかと思います。
また、加速・減速のシーンではシフトチェンジが多いです……。
前の車が詰まったり、流れが早くなったりすると、シフトチェンジの回数が増えて疲れます。
CB400SFでは、チェンジしないでも走れたことに驚きました。
- 肥満ぎみの方が乗ると「サーカスの熊が自転車に乗ってる」ように見えます。
ハンドルが高めのためにアップな姿勢となるので、余計にそう見えてしまいます。
- どこでも見かけます。
同じ車両ということで、街中でピースして挨拶します。
無視されます。
凹みます。
「色んな人が乗っているんだなぁ」と考えさせられます。
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故障,トラブル |
ウィンカーが点かなくなりました。
メインキーでON/OFFを繰り返すと、直るのでそのまま放置。
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その他 |
前から見ると、凸レンズみたいに見えるシルエット。
某漫画では「タヌキ顔」と言われる旧型Z1000と同じ顔。
タンデマーに怖がられるセパレートシート。
見た目に反して遅いエンジンユニット。
確かに遅い部類のバイクですが、そもそもすっ飛ばすようなバイクではありません。
普段の足から、遠出に使うためのバイクです。
そう考えると、遅くても納得がいきます。
私はたくさんのことをNinja君から学ばせてもらいました。
初心者にオススメというのは、扱いやすいとか維持しやすいとかではないです。
Ninja君に教えてもらいなさい、という意味なのかなと思いました。
乗りにくいと感じる方は『体重をシートに預けるように』乗ると、運転しやすいと思います。
何人かの友人がNinja君に乗りましたが、ハンドルに体重をかけてしまうそうです。
上記のアドバイスをしたら改善されたので、ぜひ実践してみてください。
※
インプレも長文ですが、三年の間を共に過ごしたNinja君のことを色々考えて、書きました。
私のインプレが、新たなNinja君ユーザーの後押しになれば幸いです。
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