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我ら素人ライダーのインプレッション

石丸の死神
HONDA SPADA 250
総合評価 : 95 点
年 式 1988 年
走行距離 40,000 km
燃 費 街乗り 18 km/リッター
ツーリング 22 km/リッター
長所
  • 圧倒的な耐久性と信頼性、スポーツ系250最良クラスの低燃費。
  • 低回転ではV2らしい鼓動感を楽しめ、高回転域では爽快な伸びを味わえる。
  • 堅牢で汚れが目立たないアルミフレーム(CASTEC)。
  • 安定性とクイック感が適度にバランスされた楽しい乗り味。
  • 必要十分な車体剛性とブレーキ性能、タイヤサイズ。
  • 市街地で威力を発揮する、なかなかの加速性能。
  • 視認性が高くお洒落なホワイトメーター。
  • センス抜群のカラーリングで、どの色でも見栄えがいい。
  • 小柄な人や女性でも取回しやすい軽い車重、シート高。
  • 故アイルトン=セナがCMに出演していたという栄光の過去。
  • VTオーナーの中ではかなり威張れる。VTRに対しても優位。
短所
  • 万能選手的な性能に似合わない、スポーツ色の強いポジション。
  • リアシート及びシート下小物入れの積載能力の低さ。
  • 燃料タンク容量がやや不足気味。
  • ツーリングネットのフックを掛けても滑りやすいグラブバーの形状。
  • Gパンで乗ると、降車時フットレストに裾が引っ掛かる(こけます)。
  • 高速巡航時のエンジン回転数がやや苦しく、不快。
  • どの回転域でもよく走るので、高回転で回す喜びが希薄。
  • ブロスと一緒に走ると、ふたりして悲しい気分になる事がある。
  • 子供に「スパダ」と呼ばれて腹が立つ。
  • 飽きられポンポン手放すバイク、とのレッテルを貼られている。
  • アホみたいな値段で投げ売りされていてせつなくなる。
故障,トラブル
まともに手入れして乗ってる限りは、非常に壊れにくいバイクです
その他
以前は初代VT250Fに乗っていた事もあり、VTシリーズの「完成形」としての進化と洗練を、身を以て実感しています。
特に油圧式から通常のワイヤー式に戻ったクラッチ機構、ピーキーだった初代VTからすると信じられない程に強大なトルク感、そして比類なき安心感でライダーをサポートしてくれる優れた車体や足回り・・・と、バイクとしては絶賛すべき存在だと思います。

が、スタイリッシュなイメージに基づいたポジションや積載能力と「信頼のVTシリーズ」としての堅牢堅実な実際の性能とが少なからずミスマッチなのも又事実です。これは欠点といえば欠点になるのでしょうが、肯定的に捉えればそのミスマッチ感も、SPADAという不遇の傑作車ならではの個性といえるでしょう。
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