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我ら素人ライダーのインプレッション

鈴☆菌
HONDA スーパーカブ90カスタム
総合評価 : 80 点
年 式 不明
走行距離 10,500 km
燃 費 街乗り 45 km/リッター
ツーリング 60 km/リッター
長所
  • まず燃費がとてもいいことです。
    2年間約7千km乗りましたが、結局リッター40kmを下回ることは一度もありませんでした。
    2速を限界までまわして使っていたにも関わらず、です。レギュラーガソリンが140円を突破しているのですから(2007年9月末現在)この低燃費はうれしい限りです。
    おとなしく乗っていれば街乗りで60km、ツーリングで70kmは堅いと思います。
  • なにより気楽に乗れるところです。
    自動遠心クラッチなので左手の操作が必要なく、エンストの心配が要りません。左足のつま先でたった3速のギアをガチャガチャやりながら流れに応じたパワーを引き出すのは、楽でもあり楽しくもあります。
    車でいうところのシーケンシャルシフトみたいなものです。
    原付(二種)特有の車重の軽さも気楽に乗れる要因のひとつだと思います。
  • 徹底的に万人の足を極めているという点もカブの長所だと思います。
    高校生からお年寄りまで誰もが乗っているバイクです。つまり初めから誰もが安全に安心して乗れるように作られているバイクなのです。小一時間乗ればカブとの付き合い方は誰にでもすぐに分かると思います。

    カブはその乗り手とすぐに親しくなれるバイクです。しかしだからといってすぐに飽きるようなそれかといったら決してそうではありません。いつ乗っても何度乗ってもやっぱり楽しいバイクなのです。

    ふわふわしたサスにぴょこぴょこ揺さぶられながら淡々と田舎道を走るのもいいし、思いっきり引っ張って最高速(ちなみに時速85kmが限界でした)をたたき出すのもいい。ひたすら燃費をかせぐのも面白いかもしれません。

    またがって、エンジンをかけて走り出せば、いつもどんなときも、カブが見慣れた街の新しい側面を見せてくれるはずです。
    ただ乗ってるだけで楽しくなれるバイクだと私は感じました。
    そして、誰もが知っていてみんなに愛されて邪険にされない。それがカブのいちばんすばらしいところだと私は信じています。
短所
カブは、長所で述べたようにすばらしいバイクです。では私はなぜそれを手放したのでしょうか…
  • カブは傾斜のある道路(峠道など)では思うように速度がのりません。
    ちょっとした坂道だと時速60kmから速度がなかなか上がらずに、次第に勢いが落ち、ずるずると50kmまでスピードダウンします。
    2速で時速40kmが限界なのでそれ以上は3速に任せますが、この3速がすぐに失速してしまうのです。
    坂の上り始めで時速60km程度をだしていないと上ってる途中で失速してしまいます。60kmでていればなんとか少しずつ加速しながら上りきってくれます。

    もちろんこれはちょっとした坂道でのはなしです。激しいアップダウンを繰り返すような山道では2速に落として40km以下で走らないと、3速など使い物にもなりません。

    遠出をして交通量のある山道に入ろうものなら、常に後続車を気にしつつ時には左に寄り道を譲らなければなりません。
    つまり言ってしまえば、実質的に峠道を使ったツーリングは無理なのです。平坦な幹線道路や車があまり通らない細い道や裏道を多用して目的地にたどり着かなければなりません。
    どうしてもストレスなくツーリングに行きたかった私にはこれが耐えられなかったのです。
  • カブ90といえど見た目は50となんら変わらないので高確率であおられます。流れをリードしていてもあおられます。
    世間的には、カブ=遅い、邪魔 という認識のようです。
    早く走っていてもおあられるということに恐怖を感じていたこともカブを手放すひとつの要因になりました。
故障、トラブル
ないです。ほんとにないです。
ヘッドライトのバルブを一度交換して、オイルを3000km毎に交換し、リヤタイヤを一度交換して、チェーンの張りを一回なおしたくらいです。

純正のリアキャリアは雨に濡れるとすぐに錆てしまい、サスの部分まで錆がでるので使わないのなら早い時期にはずしたほうが懸命です。
その他
街乗り及び日帰りツーリング、裏道ツーリング、日常の足にはもってこいのバイクです。
アイドリング時もうるさくなく、夜中でも気兼ねなく乗ることができます。
125ccのスクーターを買う前にぜひカブも候補に入れてみてください。
本当に思わず笑みがこぼれるバイクだと思います。
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