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我ら素人ライダーのインプレッション/CBR1100XX (国内仕様)

くろっち
HONDA CBR1100XX Super Black Bird
総合評価 : 100 点
年 式 2001 年
走行距離 71,000 km
燃 費 街乗り 10 km/リッター
ツーリング 14 km/リッター
長所
  • カウルデザインが素晴らしく、走行風の整流効果が高い。
     国内仕様のスクリーンは30mmUPしているため、タンクに伏せてしまえばどんな速度でも平気(メットの上で風がゴーゴー唸るだけ)。
  • 国内仕様とはいえ、フルパワー化してしまえば輸出仕様と遜色ないパワーが得られるし、結構簡単。カムが国内仕様のままでも、社外フルエキとの組み合わせで後軸出力139PS(エンジン出力換算で約160PS)出る。
  • 重いことは重いが、これが高速走行時の安定性に寄与している。そして、重さから予想されるような鈍重さはない。一本出しマフラーに変更するだけで10kg以上軽くなり、よりフレンドリーなマシンにもできる。
  • D-CBS。一時期解除も考えたが、本格的にサーキットを攻めるような用途を考えなければむしろ付いていた方が良い。これで命を救われたライダーもかなりいるらしい。とにかく止まる。疲れていて集中力が途切れがちな時ほど重宝する。
  • 何にでも使えるところ。コンビニからサーキットまで。積載性も高く、タンデムライダーにも好評なポジション。
短所
  • 結構浅めなバンク角。調子に乗ってフルバンク走行を繰り返しているとアンダーカウルやクラッチカバーが接地する。
  • 夏季の熱さは異常。相当な熱量を発生する。革パンで蒸れている方がまだマシ。
  • Fサスに調整機構がない。Rサスは伸び側減衰とプリロードの無段階調整ができるが、やはり独特の硬さを解消することはできず、オーリンズ製に換装。驚くほどしなやかになり、まるで別のマシンに。オススメ。
故障,トラブル
ジェネレーター、カムチェーンテンショナー。
ちなみに、既に新車購入から8年目になるが、この他は消耗品のみを交換してきただけで、実質的にはどこも壊れていない。
その他
とにかく信頼性の高いマシン。当時のホンダの本気が乗り手に伝わり続けるという極めて稀有なマシン。隼やZZ-Rなど、メガスポーツと呼ばれる車種は他にも存在するが、これまでもこれからもそれらを欲しいと思うことはないだろう。

いろいろなマシンを乗り継いできたが、こんなにも乗り手を飽きさせない、いろいろな表情を見せてくれたバイクを他に知らない。きっと今の愛車を失ってもまた同じマシンを探すだろう。それほど愛着の深い車種だ。
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