電子メールは，相手のアドレスさえ分かっていれば，あらたまって便せんに書くことなくキーボードを叩けば手軽に書け，切手もいらないからお手軽に出せます。また，知らない人にでも気軽に出せる便利な物として広まっています。このことについて異論を挟む気はないのですが，ホームページを開設しているとすごく質問が多いのです。正直言って，少し調べれば分かることまで問い合わせてくるのには閉口しています。Ｑ＆Ａコーナーの投稿用フォームやＱ＆Ａの掲示板にはこのことを気にする必要はありませんが，あくまで個人的に質問するのであれば少し調べてからにして欲しいものです。
しかも，自分を名乗らず，用件だけを書いてくる人もいます。インターネットは，無料サービスの辞書ではありません。ましてや，ホームページを開設しているからと言って質問すべてに答える義務はありません。自分で調べられることは，調べてみて分からないことを問い合わせてくる場合でも，相手に対する気配りを書かないのは，常識を持っていないのかと疑いたくなります。
私は，このホームページを作りお金儲けをしているわけではありません。つまり，趣味の範疇で維持しているわけですから，返事を書くときは仕事や他の用事の合間に自分の時間を割いて返事を書かなくてはならないのです。このことを忘れないようにしていただきたいです。電子メールは，知りたいことを即時に教えてくれる便利な魔法のツールではないのですから。
このことは，ＭＬにおいても同じ事です。ＭＬに参加している方は，多くの人と楽しくコミュニケーションを図る事が主目的です。多くの方が参加していても参加者全員が同じ立場にいるのです。知りたいことを，分からないことを知るだけの目的でＭＬに参加してはいけません。電子メールを自分の用件を伝える目的だけに使用するのではなく多くの人と知り合うことにも使ってみてはいかがでしょう。
